カップ焼きそばとショートケーキを融合させた「明星 一平ちゃん夜店の焼そば ショートケーキ味」が謎の完成度の高さ

「ビーフエキスをベースにフルーツペースト、マンゴーチャツネを加えた塩だれに、バニラの風味付けをしたオイルでケーキらしさを演出したソース」という不安しかないソースが使われている、「明星 一平ちゃん夜店の焼そば ショートケーキ味」が2016年12月5日(月)に登場します。「ポテトチップス 苺のショートケーキ味」は予想以上にやみつきの味だったのですが、明星 一平ちゃん夜店の焼そば ショートケーキ味はどんな仕上がりなのか、一足先に食べてみました。

「明星 一平ちゃん夜店の焼そば ショートケーキ味」(12月5日発売)
http://www.myojofoods.co.jp/news/5648.html

これがパッケージ。「彩りシュガーと甘ずっぱ～いいちごとコロコロぐると入り！」という不安をあおる文章があると、「いっぺん食べたら、やめられない。」といういつものキャッチコピーも違った響きに聞こえます。

一平ちゃんのポイントであるマヨビームですが、今回はバニラ風味とのこと。

1食あたりのカロリーは500kcalちょうど。

チキンオイル・ビーフエキスと一緒に砂糖菓子・ヨーグルト・いちご加工品という名前が並ぶという、よくわからない原材料名欄になっています。

フタを開けてみたところ、中にはソース・特製マヨ・あとのせかやくという3つの袋が入っていました。

作り方はいつもと同じ。お湯を入れて3分待機し……

3分後、お湯を捨てたカップの中にソースを投入。ソースには「ビーフエキスをベースにフルーツペースト、マンゴーチャツネを加えた塩だれに、バニラの風味付けをしたオイル」が入っているとのことで、この時点で甘い香りが部屋いっぱいにふわりと広がります。

バニラ風味のマヨビームと……

あとのせかやくを追加したら完成。

あとのせかやくには、ショートケーキを象徴するいちごのフリーズドライ、ヨーグルト風味キューブ「コロコロぐると」、砂糖を細く円柱状に固めて天然着色料でカラフルに彩った「バーミッシェル」が入っています。

食べてみたところ、バニラの香りが非常に強く、ホットケーキというか、スポンジケーキっぽい雰囲気を麺で再現することには成功しており、全体としては甘じょっぱい食べ物。複数の編集部員に食べてもらったところ、「ホットケーキのタネを食べてがっかりした子どもの頃を思い出す」「最初の1口は『意外にイケる』と思ったけど2口目、3口目と進むにつれて喉が飲み込むのを拒否する」「得体の知れない後味」と次々にカップ麺の感想とは思えないコメントが出てきました。しかし驚くべきことに、これだけ不可思議なコメントが出るにも関わらず、全員が「まずくはない」という評価。「よっちゃん風いか焼そば」や「すっぱムーチョさっぱり梅味」にはほのかに漂っていた「微妙」感がない振り切った味で、かつ「おいしいと言うと違う気がするけれど、おいしいと言いそうになる」というよくわからない仕上がりとなっており、ネタ系焼きそばとしてはかなり完成度が高いと言えます。

つまり、飲み会やパーティーなどに持っていけば確実に盛り上がる仕上がり。ただ、「ショートケーキ」と「焼きそば」という組み合わせから、「食事とデザートが一度に食べられる！」と効率を求めて1人きりのクリスマスディナーにしてしまう人もいるかもしれませんが、1人で完食するのは厳しい戦いになるのでやめておくことをオススメします。

なお、明星 一平ちゃん夜店の焼そば ショートケーキ味は税別180円です。