オーラルセックスやアナルセックス、同性間セックスの経験などセックスに関する数字いろいろ
By UNO &TOU
性に関する趣向はプライバシー性が高く、自分の経験や好みを他人に話す人はあまりいません。そんなプライバシー性が高い性の情報を、イギリス国内で1990年から調査したデータが公開されています。
Sex by Numbers | Wellcome Collection
http://sexbynumbers.wellcomecollection.org/
以下のグラフは「16~24歳」の人が過去4週間で何回セックスをしたかを表したもの。1990年および2000年の調査では女性が5回、男性が3回なのですが、2010年になると女性が4回に減少。男性の回数は1990年・2000年と変わらず3回のまま。
「25~34歳」だと、1990年で男性が6回で女性が5回。2000年の調査では男性が5回に減少しますが、女性は1990年と変わりません。2010年になると男女ともに4回に減少し、過去20年を通してセックスの回数は減少傾向にあるようです。
「35~44歳」の人が過去4週間でセックスをした回数は、3回の調査で男女ともに同じ回数になっています。1990年が5回、2000年が4回、2010年が3回です。
このグラフは同性間セックスを経験した人の割合を男女別に表しています。オーラルセックスやアナルセックスなどあらゆるタイプのセックスを含めると、男性の割合は1990年から2010年まででほとんど変化がありませんが、女性は5%、10%、15%となっており、同性間セックスを経験した人の割合がうなぎ登りに上昇しています。
性器同士が触れあう同性間セックスに限定すると、割合は男女ともに減少。ただし、女性は年代を通して同性間セックスの経験割合が増加してます。
直近の1年でどのようなタイプのセックスを経験したのか、その割合を年代別に表したのが以下のグラフになります。男女間で男性が女性の膣に挿入する通常のセックスをした人の割合は以下の通りで、男女ともに45歳を超えるとセックスをする人の割合が少なくなる傾向にあるようです。
これは男女間でオーラルセックスをした人の割合。
男女間のアナルセックスに限ると、全ての年代で割合は20%以下。
同性間のオーラルセックスの割合は全年代で限りなくゼロ%に近くなっています。
同性間のアナルセックス。女性の割合はゼロです。
これは直近の4週間でマスターベーションをした人の割合を年代別に表したグラフ。男性と女性では割合に大きな差がありますが、年代が高くなるにつれて、その差は小さくなっています。
パートナーと同棲している人だとこう。
交際中の人に限定すると以下のようになります。男性の45~54歳で過去4週間にマスターベーションをした人の割合が大きく落ちているのは興味深いポイントです。
独身の男女の場合。
以下のグラフは、性に関する医療サービスを使用した人の割合を示しています。産婦人科や泌尿器科などの診察を受けた人の割合は、1990年でほとんど0%でしたが、2010年では10%まで上昇。
HIV検査を受けた人の割合は1990年・2000年共に男女で約10%ですが、2010年になると女性が約30%に、男性が約18%まで増加しています。
これは過去5年間でお金を払う性サービスを利用した人の割合です。イギリスでは性サービスが日本ほど発展しておらず、その割合も全年代を通して5%以下になっていますが、調査チームによれば、性サービスを利用した人の多くは国外で利用したとのことです。
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