取材

東京ゲームショウ2016で見かけた最新VRデバイスてんこ盛りまとめ


Oculus RiftHTC Vive、10月には PlayStation VRまで登場するということで2016年は「VR元年」になると大きな注目を集めていますが、日本最大のゲームフェスティバル・東京ゲームショウ2016では、VR対応の最新ゲームや関連デバイスなどがとにかくたくさん出展されまくっており、業界全体がVRに注目していることがジンジン伝わってきます。

電通サイエンスジャム
電通サイエンスジャムブースに到着


ここでは「脳波で感性を可視化する技術」が展示されています。


展示されていたVRデバイス


このブースでは脳波を観測してストレスを軽減するVR映像とサウンドを自動生成する「カレイドセラピー」と、脳波をチェックして好みの女性を選ぶ「脳波LOVEチェッカー」などが楽しめます。


H2L
続いてやってきたH2Lブース


ここで展示されていたのは、こんなデバイス。


これは腕に巻くことでユーザーの手・指とゲーム内のキャラクタの手・指を連動させることができる新しいVR専用コントローラーの「UnlimitedHand(アンリミテッドハンド)」。


裏面が電極になっており、これを腕に巻くことで指に連動する筋肉の動きを検出できます。


また、3軸ジャイロスコープに3軸加速度センサー、マルチチャンネルEMS(筋電刺激)、バイブレーションモーターまで搭載されているので、よりゲームに没入できるようになっています。


もちろん実際に体験することも可能。


装着して手をグッと握ると、ゲームを操作できます。


デモではアンリミテッドハンドを装着した手を握ることで、FPSの銃を発射できる様子が見られるようになっていました。


また、アンリミテッドハンドを装着した手はゲーム内のトリガー代わりになるだけでなく、腕を上下することでゲーム内の視点を上下させることも可能でした。


FOVE
一際多くの来場者が集まっていたのがFOVEブース。


ここで体験できるのは世界初のアイトラッキング(視線追跡)技術搭載VRヘッドセットの「FOVE」。


視線追跡技術により可能になるのは、「視線で操作」「焦点を合わせる」「アイコンタクトをとる」「酔いを軽減する」など。


ブースではFOVEを装着してのゲームプレイが行えるわけですが、その様子を見ているとFOVEが他のVRヘッドセットとは異なる特徴を持っていることがよく分かります。最も驚いたのは装着してゲームをプレイしているユーザーの頭の動きの少なさで、視線追跡技術により他のVRヘッドセットよりも頭の動きが少なくても広い視野を確保できるという点でした。また、この「頭の動きの少なさ」がVR酔いの軽減にも一役買っているようです。


試遊ではFOVEを装着し、手元にコントローラーを持ちます。


ブースでは試遊しなくてもFOVEのプレイ画面が見られます。


画面中央付近にあるカーソルがFOVE装着者の視線位置を示しており、これに追随してシューティングゲームのエイムが移動している様子が見られます。


積木製作
積木製作ではVRライドシミュレータ「SIMVR」を使って、VRゲームの「BLAST×BLAST」が体験できます。


これがVRライドシミュレータの「SIMVR」。


ゲームをプレイすると、内容に合わせてSIMVRが振動。これによりVRでのより高い没入感が味わえるようになっています。


メディアフロント・ジャパン
他のVRブースよりもアトラクションっぽい見た目が目を引いたのが、メディアフロント・ジャパンのブース。


昇降機のようなものの上に立ってVRコンテンツを体験できます。


HTC Viveを使ってFPSをプレイするのですが……


ゲーム内容に合わせた特殊な舞台上でプレイする様子が非常に印象的でした。


HTC
VRコーナーでも一際大きなHTCブースでは、さまざまなコンテンツとコラボしたVR体験ができるようになっています。


例えばこれは「乖離性ミリオンアーサーVR」の体験ブース


さらに、KDDIによる次世代VRマルチコミュニケーションlinked-door


HTCブースではVRを装着していない人でも「どのような体験をしているのか」がわかりやすいように、VR装着者をVRコンテンツに合成してモニターで表示してくれています。


さらに、講談社によるVRアイドルスタープロジェクトの「Hop Step Sing!」ブース。


Hop Step Sing!のキャラクターによるライブの様子をVRで体験できます。


HTC Viveを振るとゲームの中ではサイリウムを振ることができる、というVRならではのコンテンツの楽しみ方が可能でした。


シーエスレポーターズ
シーエスレポーターズのブースでは「KING OF PRISM by PrettyRhythm」と「ポッピンQ」のVRコンテンツが展示されていました。


とにかく多くのファンが集まっており、その目的は……


KING OF PRISM by PrettyRhythm(キンプリ)の一条シンとの握手。


実際に握手するとこんな感じ。HTC Viveを装着して握手する、というかなり未来が感じられる握手会になっていました。


・ Shenzhen Dlodlo Technologies
Dlodloブースにも多くの待機列ができていました。


ここではDlodloの最新VRヘッドセットである「V1」を体験できます。これはなんとわずか88gという軽さのVRヘッドセット。


出力されている映像はモニター上で確認可能。


V1本体は非常にコンパクト。


ポイントはメガネ型のデバイスで、他のVRヘッドセットのようなデバイスを頭に固定するバンドなどがついていない点。V1はメガネをかけるように気軽に装着できるのが特徴で、セットした髪型を崩したりすることなくVRを楽しめます。なお、体験ブースではさまざまな人が装着できるように装着感をゆるめにしていたそうですが、実際に購入した際はよりフィット感を高めることができるとのこと。


なお、Dlodloブースでは88gのVRヘッドセットV1の他、Android用の「H2」、iPhone用の「A1」、さらには単体で動作可能な「X1」も展示されていました。


FUTURETOWN
VR専用の特徴的なコントローラーが複数展示されていたFUTURETOWNブース。


これはVRでスキーを滑ることができる「WHITE OUT」


VRヘッドセットを装着し、グリグリ動く台の上でスキーを滑ります。


独特の操作感がVRへの没入感を高めてくれます。


こちらは「INFINITY RIDER VR」というVRゲーム。


見た目の通り、バイク型のVRライドに乗ってレース体験できるというもの。


こちらは「STALLION adventures」という馬に乗って冒険するVRゲーム。


独特な形をしたVRライドが馬に乗った際の動きを再現してくれます。


さらに、「WHITE OUT」と同じVRライドを使って楽しむ「Wave Breaker」。こちらはスキーではなくサーフィンが楽しめるVRゲーム。


なお、東京ゲームショウ2016ではこれらの他にもVR関連コンテンツが盛りだくさんでした。

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もう普通のコントローラーに戻れない、仮想空間と相性抜群のPS VR専用ガンコンでプレイするゲーム「Farpoint」 - GIGAZINE


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・2016年09月20日 21時45分00秒
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in 取材,   ハードウェア,   ゲーム, Posted by logu_ii

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