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「CERNで人間を生け贄に捧げる儀式が行われている」というムービーが撮影され、CERNが不快感を表明


世界的な研究が行われているCERN(欧州原子核研究機構)で「悪魔崇拝者によって、人間を生け贄に捧げる儀式が行われている」という謎のムービーが撮影され、YouTubeに公開されました。CERNの広報担当者は、この映像がCERN敷地内で撮影されたことを認めつつも、たちの悪いいたずらだと不快感を表明しています。

Fake human sacrifice filmed at Cern, with pranking scientists suspected | Science | The Guardian
https://www.theguardian.com/science/2016/aug/18/fake-human-sacrifice-filmed-at-cern-with-pranking-scientists-suspected


Chilling 'satanic human sacrifice' video spooks scientists working at world's biggest particle accelerator CERN - Mirror Online
http://www.mirror.co.uk/news/weird-news/chilling-satanic-human-sacrifice-video-8655022

すでにオリジナルの映像は消されているのですが、何本ものコピー動画が出回っていて、内容を確認することが可能です。下記のムービーはその中でも画質の比較的高かったもの。タイトルはアラビア語でつけられていますが、転載者がアラビア語圏の人だったというだけで、制作者とは特に関係はありません。なお、中身はあくまでフェイクであると見られますが、「人を生け贄に捧げる儀式」を撮影したムービーなので閲覧注意です。

‫خطير.. قرابين بشريه تفتح بوابه بعديه في سيرن‬‎ - YouTube


建物の影から盗撮したような映像


敷地中央に不気味な像が建てられ、その周辺には照明がいくつか設置されています。そして、黒ローブをまとった人影が左側から歩いてきます。


左側に立っているリーダーらしき人物と、1人の人物が向かい合いました。


向かい合った人物が黒いローブを脱ぎ、女性であることがわかります。


やがてこの女性は地面に寝そべります。先ほどのリーダーらしき人物がゆっくりとその女性の傍らへと歩いて行きます。


このあと、リーダーらしき人物は手にしたナイフで女性を突き刺すような動作を見せ、それを見た撮影者は慌てて逃げ出します。女性が出血したり、間違いなく殺されたと断定できるようなシーンは写っていません。

元のムービーを投稿した人物は「Richie from Boston」というIDで、「これが本当なら恐ろしいことだし、演じられているのだとしてもまたひどいことです。ウソの儀式かどうかはさておいても、こんなことがCERNの敷地内で行われているのです」という説明文を付けていたとのこと。


なお、CERNの広報担当者は、映像の儀式自体はフィクションのものであるものの、撮影場所がCERNの敷地内であることを認めています。ただし、こんなムービーを撮影する許諾は出していないと語り、「CERNには多くの訪問者があるので、その中にユーモアの度が過ぎてしまった人物が混ざっていたのかもしれないが、CERNはこの種のいたずらを許しません」と、強い不快感をあらわにしました。

CERNでは、8月17日からこの映像についての調査を行っています。

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in 動画, Posted by logc_nt

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