AppleがiPhoneなしでもApple Watchを使えるように計画中

By Andreas Kambanis

Appleがリリースしたスマートウォッチ「Apple Watch」は、iPhoneとBluetoothで接続して使用する必要があります。しかし、Apple Watchは将来的にiPhoneなしの単体でもフル機能を使用できる端末になる可能性が出てきました。

Apple Hits Roadblocks in Cutting Watch Ties to iPhone - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2016-08-18/apple-said-to-hit-roadblocks-in-cutting-watch-ties-to-iphone

Report: Battery concerns will keep LTE out of the next Apple Watch | Ars Technica
http://arstechnica.com/apple/2016/08/report-apple-plans-gps-tracking-but-not-cellular-for-next-apple-watch/

これまで、リリースが待たれる第二世代Apple Watchに関するさまざまな噂が飛び交っており、中には「モバイル通信機能を有することになる」というものもありました。しかし、Bloombergの最新の報道によれば、AppleはApple Watchにモバイル通信を搭載することを計画していたものの、これを次期Apple Watchに採用することは延期となったそうです。この理由は単純で、AppleはApple WatchにLTE通信モデムを搭載した場合のバッテリー寿命を問題視しているからです。

伝えられるところによると、Appleは2016年8月現在、「より省電力で動作するモバイル通信チップ」を開発している段階で、次期Apple Watchは第1世代に引き続きiPhoneとペアリングして使用するものになるようです。次期Apple Watchに新しく搭載される機能としては「GPS機能」が挙げられており、これはランニングやサイクリングなどの運動を行うユーザーにとっては興味深いアップデートになるだろう、と海外ニュースサイトのArs Technicaは報じています。

By William Hook

既存のApple WatchはペアリングしているiPhoneのGPSを駆使しているわけですが、次期Apple Watchでは本体にそのGPS機能を搭載するというわけ。さらに、近い将来にはApple Watchにモバイル通信機能を搭載することとなるというわけで、もしこれらが実現すれば、Apple WatchはiPhoneがなくてもフル機能を活用できるようになるかもしれません。

なお、次期Apple WatchはAppleが毎年9月に開催している新型iPhone発表イベントの中で初お披露目されることが期待されています。イベントの詳細はまだ明かされていませんが、開催日は9月7日になるのではとみられています。