大阪のビル群がぐにゃんぐにゃんに成長し生き物のようになったムービー「Spatial Bodies」
ビルが生き物のように成長するとこうなるという非現実を映像に落とし込んだ作品が「Spatial Bodies」です。大阪で撮影されたSpatial Bodiesは、AUJIKというアーティストによって制作されたムービーで、建物があり得ない形でぐにゃんぐにゃん曲がる様子は美しさと気味の悪さの両方を秘めています。
Spatial Bodies on Vimeo
日本の軍艦やメタボリズム建築、ゲーム「塊魂」からインスピレーションを得たというSpatial Bodiesは、建築物が都会というジャングルの中で成長して自己再生する様子を描いています。
あり得ない形状でつながっているビルは近未来の映像のようです。
ビルは物理法則を完全に無視してさまざまな方向にグニャグニャと曲がりまくっています。
建物だけでなく道路までグニャグニャに。
鳥の巣のように連結して増殖したビル。もはや見たことがある大阪の街ではありません。
画面右下にあるビルは……
まるで腹筋をする人間のように伸び縮みを繰り返しています。
曲がりまくるビル群を見ていると気味が悪いのですが、それと同時に美しさも感じ、何とも不思議な気分。
人間の手で作られた無機質な建物に命を吹き込むと、こんな風に暴れ出すのかも。
画像の中心にあるのは日本一高いあべのハルカスですが、あらぬ方向へとビルの一部が伸びています。
観光名所の通天閣は踊っているかのよう。
普段見ている景色が、見る視点を変えるだけで劇的に変化するのは衝撃的。AUJIKさんの作品は、「Spatial Bodies」のように見ているだけでなぜか引き込まれていくような絵力を持つものが多く、気になる人は公式サイトでチェックするのも良さそうです。
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