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BlackBerryがAndroid搭載端末「Neon」「Algon」「Mercury」を準備中

by WEi WEi

日本だけではなく海外でもシェアを減少させているBlackBerryが現在、新たなAndroid端末3機種をリリースに向けて準備していることが明らかになりました。ちなみに上記画像はBlackBerry Bold・BlackBerry Priv・BlackBerry Passportの3機種で、新機種ではありません。

BlackBerry is working on 3 new Android phones, codenamed Neon, Argon, and Mercury | VentureBeat | Mobile | by Evan Blass
http://venturebeat.com/2016/06/30/blackberry-is-working-on-3-new-android-phones-codenamed-neon-argon-and-mercury/


BlackBerryは長らく自社OSである「BlackBerry OS」にこだわりをもって端末を作ってきましたが、iOSとAndroidがスマートフォンOSとして普及したのに対して、BlackBerry OSは普及しませんでした。そんな事情もあって、2015年にAndroid搭載端末として「BlackBerry Priv」をリリースしています。

PRIV - New BlackBerry Android Secure Smartphone -
http://us.blackberry.com/smartphones/priv-by-blackberry/overview.html


VentureBeatによると、新機種はこのPrivに続くAndroid搭載端末で、「Neon」「Algon」「Mercury」の名称が与えられているとのこと。

「Neon」はエントリー機として位置づけられているモデルで、画面サイズは5.2インチ、解像度は1080pのフルタッチスクリーン端末。BlackBerryには物理キーボード搭載端末が多いという特徴があり、Privも基本はタッチスクリーンで操作しますがスライド式のキーボードを引き出せる構造になっていました。しかし、この端末は純タッチスクリーン端末で、物理キーボードの搭載はありません。


SoCはQualcommのSnapdragon 617を搭載。メモリは3GB、ストレージは16GB、バッテリー容量は2610mAhで、高速充電規格「QuickCharge 2.0」に対応。カメラの画素数はリアカメラが13メガピクセル(MP)、フロントカメラが8MP。一般向け・法人向けの両方に投入される予定で、発売時期は2016年7月~8月だとのこと。

「Algon」も一般向け・法人向けを見据えた端末。画面サイズは5.5インチで、Neonと同様、物理キーボードなしのフルタッチスクリーン端末。Privと同様、解像度はQHDだとのこと。

SoCはQualcommのSnapdragon 820を搭載。メモリは4GB、ストレージは32GB、バッテリー容量は3000mAhで、高速充電規格「QuickCharge 3.0」に対応。カメラの画素数は、リアカメラがPrivの18MPを上回る21MP、フロントカメラは8MP。2016年10月ごろ登場の予定です。

最後の「Mercury」はこの3機種の中で唯一、Privと同じように物理キーボードを搭載する端末。ただし、Privのキーボードは本体背面にスライド式で収納するタイプだったのに対して、Mercuryのキーボードは固定式で、従来のBlackBerry端末に近い姿となります。画面サイズは4.5インチで、解像度はHDですが比率は3:2。

SoCはQualcommのSnapdragon 625を搭載。メモリは3GB、ストレージは32GB、バッテリーは3400mAh。カメラの解像度はリアカメラが18MP、フロントカメラが8MP。

ちなみに、6月27日にBlackBerry情報サイトのMondo BlackBerryがMercuryだとみられる端末の写真を公開しています。これが本当なのであれば、iPhone 6シリーズのように角の丸いタッチスクリーン端末で、端末下部に物理キーボードがついているということになります。

#newblogpost BlackBerry forever - Io non mollo - https://t.co/24dPtF7uSm pic.twitter.com/RIo65HbUy5

— Mondo BlackBerry (@MondoBlackBerry)


VentureBeatによれば、BlackBerry Privが成功とはいえない結果になったのは価格面の問題が大きいとみられているとのことで、この3端末がどういった価格設定になるのかが気になるところ。

ちなみに、日本ではBlackBerry端末はビックカメラなど一部の店舗でSIMフリー端末のくくりの中で扱われていますが、新機種もちゃんと店頭に並ぶ日が来るのでしょうか……。

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in モバイル,   ハードウェア, Posted by logc_nt

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