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BlackBerryが身売りも含めた戦略的選択を検討中

by QUOI Media Group

2013年2月に日本市場からの撤退が報じられたBlackBerryは、1月末に発売された最新のOS「BlackBerry 10」とその搭載端末によって30億ドル(約2900億円)を売り上げるという好調さを見せていますが、一方で損失も8400万ドル(約80億円)に上っており、会社として、身売りを含めた選択肢を探ることになりました。

BlackBerry Board of Directors Announces Exploration of Strategic Alternatives
http://www.marketwire.com/press-release/blackberry-board-of-directors-announces-exploration-of-strategic-alternatives-nasdaq-bbry-1819770.htm



BlackBerry社は、2013年1月にリリースしたBlackBerry 10の価値を高め、さらに規模を拡大させていく戦略の選択肢を探るために特別委員会を組織しました。この「選択肢」には、他社との合弁事業や戦略的パートナーシップの締結、業務提携といったもののほかに、会社の売却も含まれているとのこと。

古くから移動通信市場で一定のシェアを保ってきたBlackBerryですが、iOSやAndroidの登場によってその地位を脅かされ、BlackBerry 10で一矢報いる予定でした。しかし、BlackBerry 10はリリースが2013年に延び、その間に業績悪化によって社員の3分の1を解雇することに。

リリースされたBlackBerry 10とその搭載端末であるBlackBerry Z10は評判の良いもので、100万台の発注があったという話もありましたが、損失を埋めるほど劇的な威力を発揮するには至らず、今回、身売りまで含めて選択肢の検討に入ることになったようです。

by edans

モバイルOSとしては長らく一定のシェアを保ち、日本でもビジネスパーソンを中心として愛用される端末を出していましたが、今やWindows Phoneにもシェアを追い抜かれており、その苦境にはMicrosoftとGoogleが興味を示していました。

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in メモ,   モバイル, Posted by logc_nt

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