「ヒーロー映画のフランチャイズでマーベルみたいに儲けてやるぜ!」という陰謀をサウスパークで描く「South Park: Fractured But Whole」
映画において悪と戦う理由は多くの映画の場合、「善のため」ですが、アニメ・サウスパークの場合はひたすら「金のため」ということで、サウスパークのキャラクターたちがマーベル・コミックのように儲けようとアレコレ画策する様子をパロディ全開で描いた「South Park: Fractured But Whole」予告編がYouTubeで公開中です。
South Park: Fractured But Whole Trailer at E3 2016 - YouTube
「なぜこの道を選んだのか。なぜスーパーヒーローになったのか。悪と戦うことに身をささげたのは、たった1つの理由のため」
その理由は……
「スーパーヒーローのフランチャイズで巨万の富を手に入れるため」
ということでスーパーヒーローに扮したカートマンの指揮のもとヒーローたちの会議がスタート。
黒板に書かれたフランチャイズ計画を見つつ映画・ドラマをリリースする流れの再確認を始めます。
計画を見てみると、まずは「The COON」という映画から始まり、「SUPERCRAIG:Man of Craig」が続き、さらにThe COONとSUPERCRAIGを合わせた「The HUMAN KITE movie」、そしてNetflixシリーズの「MYSTERION(ミステリオン)」へとつながっています。
すると「なんで僕がNetflixシリーズなんだ。映画がやりたい」というミステリオンからの不満が噴出。
「ミステリオン、君にだって映画はある」
「『The COON』の3作目に登場するよ。ドラマシリーズの後にね」
その後あちこちでスーパーヒーローから「自分の映画が欲しい」という声があがり……
「みんなが自分の映画を持てるわけじゃない!」と一喝されます。
一方で、「フランチャイズ計画なんてクソだ。映画の資金を得るためには、まずトークンの映画から作らなきゃいけないじゃないか」と大金持ちのトークン・ブラックを名指しする指摘も。
「確かに、ブラックスーパーヒーローの映画から作らないとな……」とカートマン。
「マーベルがもうブラックスーパーヒーローの映画を作ってるよ」と横入りが入り……
とにかく計画に従え!とばかりに黒板が強調されます。
「常に全てのヒーローを映画に登場にさせたら?」「それじゃただの焼き直しだろ!」と議論は白熱。
「フランチャイズ計画なら同じ映画をやっても問題ないだろ」
「OK、OK。J・J・エイブラムス」
混乱を極める状況に「とにかく計画を実行しないと、まだ1つも映画を作ってないんだ」と話がまとまり始め……
「どうしたら実現できるのか……。どうしたら計画が進むのか……」と、壮大な戦いの映像が挟まります。
仕切るカートマンに「だったら自分でやればいいじゃないか」と不満の矛先が向かうと……
「なんだやる気か?」と好戦的なカートマン。
やってられない、とばかりにミーティングを後にするJ・J・エイブラムス。
「いいさ、出て行け」とカートマンは指示しますが……
指示されるまでもなく、「僕たちで自分でフランチャイズ計画を実行するさ」と、次々に部屋を退出するメンバーたち。
すっかり人のいなくなった部屋で、「シビル・ウォー(内乱)は計画の第3段階で起こる予定だったと思うんだけど……」という呟きが響くのでした。
ということで、本編となるサウスパークのRPG「South Park: Fractured But Whole」は2016年12月6日発売。ウェブサイトでは既に予約が始まっています。
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