取材

猫カフェと本気のアフタヌーンティーが融合した優雅すぎる空間「Lady Dinah’s Cat Emporium」で猫欲と食欲を満たしてきました


たくさんの猫と過ごすことができる「猫カフェ」は日本で親しまれていますが、実は世界中に存在します。ロンドンにも2014年にイギリス初の猫カフェ「Lady Dinah’s Cat Emporium」がオープンし、猫たちと過ごせるだけでなく、イギリス伝統の本格的なアフタヌーンティーも味わえるお店になっているとのことなので、どんな空間なのか、実際にお店に行ってきました。

Lady Dinah's Cat Emporium |
http://ladydinahs.com/

Lady Dinah's Cat Emporiumがあるのはココ。London Liverpool Street Stationという地下鉄の駅から歩いて14分ほどです。


Lady Dinah's Cat Emporiumは紫色の店構え。


ガラス戸にはオシャレなロゴマークがあしらわれていました。


中に入ってみると、こんな感じ。


Lady Dinah's Cat Emporiumには通常のカフェのように好きな物を注文する「General Admission」と、2~3段重ねのティースタンドでお菓子や軽食のセットが提供される「High Tea」の2種類があり、1セッション90分の完全入れ替え制。そのため、お店の中にはHigh Teaの時間がやってくるのを待っている人々がいました。


お店の中にはカバン、セーターや……


招き猫


アクセサリーなど、とにかく猫グッズまみれ。


時間になると、ピンク色の扉を抜けていきます。


猫のいるスペースに入る前に小さな部屋があり、まずはここで手を洗って……


いざ猫カフェへ。テーブルと机・ソファが置いてある空間は、一見すると普通のカフェのような感じ。日本の猫カフェにはテーブル席があまり置かれていないところもあるので、「猫をめでる空間」というよりはあくまで「猫をめでつつもカフェを楽しむ空間」という印象を受けました。


しかし、部屋をよく見ると……


あちこちに遊び場があり、自由気ままに猫たちが遊んでいました。


カゴに入っておやすみ中。


みんな毛並みがふわふわです。


店内の様子は以下のムービーから見ることができます。

ロンドンの猫カフェ「Lady Dinah's Cat Emporium」店内の様子その1 - YouTube


今回は店員さんに階段の下に降りるよう促されたので、地下スペースへと降りていこうとすると……


壁際にもフワフワの猫たちがまったりくつろいでいることに気づきました。


壁には階段が設置されていて、猫たちが人間の存在に邪魔されず部屋を移動できるようになっています。


猫またぎ


王座のようなスペースに陣取るにゃんこに気品さえ感じます。


地下のスペースはこんな感じ。


ハムスターがよく使っているような回し車が置いてあったり……


猫関係の本がずらりと並ぶ本棚もありました。


家具はアンティークのような雰囲気でむちゃくちゃ優雅です。世界地図が貼られた壁の横に革張りのソファと猫足のソファが置かれ、テーブル代わりに宝箱っぽいものが置かれている席や……


革張りソファと、時代を感じる2脚のイスがテーブルを囲む席など。


2人席にもアンティークなイスが置かれています。


しかし、一方で猫たちのオモチャが手作り感満載なのがまたいい感じです。


地下スペースの様子は以下のムービーからでも見ることができます。

ロンドンの猫カフェ「Lady Dinah's Cat Emporium」店内の様子その2 - YouTube


案内されたテーブルには、メニューが置かれていました。High Teaではあらかじめ決められた食べ物が提供されるのですが、食べ物はおかわり自由で、飲み物も飲み放題となっています。


冷たいソフトドリンクと、紅茶、コーヒーなどのメニューが並んでいます。


「何を注文しようかな~」と迷っていると、まずはウェルカムドリンクが届けられました。


ブルーベリーが浮かべられ、シャンパンのようですが、サイダーっぽい炭酸飲料でした。


ということで届けられたアフタヌーン・ティーのセットがコレ。3段重ねのティースタンドでの提供です。


上段にはカップケーキやジンジャーブレッド、いちご、エッグタルト、ブラウニー、マカロンなど、甘いお菓子が盛りだくさん。


真ん中の段にはスコーンとジャム&クロテッドクリーム


下段には猫型サンドイッチやマフィン、サラダなどが盛りつけられていました。


サンドイッチは卵サンドとツナサンドの2種類があり、ふわふわの猫パンの間に野菜など具が挟まれています。食べるのがちょっとかわいそうな見た目ですが、ガブリとかみつくと、味は万人に受け入れられそうなノーマルなサンドイッチでした。


そのほか、トマトと黒オリーブの甘くないマフィンや……


ミニサイズのキッシュなど、これだけでもかなりボリュームがあります。


また、1番上のお皿に載せてあったカップケーキなども取り分けてみました。


エッグタルトは外側がサクサクと軽いパイ生地で、ほんのり焦げ目がついたクリームもうまうま。ミニサイズなので、数口でパクパクと食べきれます。


イギリスの伝統菓子ジンジャーブレッドはショウガなど複数のスパイスの風味が楽しめます。


真っ赤なカップケーキにも着手。


イチゴ味か……?と思いきや、そうでもなく、プレーンでした。クリームはチーズのような濃厚さがあり、まるまる食べるとかなりヘビーな一品でした。


さらに、ブラウニーはむちゃくちゃ濃厚。ねっとりした口当たりで、ココアのほろ苦さとともにキャラメルの風味も感じます。


パンなど炭水化物が多く、がっつり甘い食べ物たちに、段々飲み物がないと厳しい状態になってきたな……!というところで、ティースタンドが届いた時に注文しておいた飲み物が届けられました。


注文したのはキャラメルクリームという、キャラメルの香りがついた甘くない紅茶。


口の中がすっきりしたところで、シャンパン風味のマカロンをもぐもぐ。紅茶との相性は抜群です。


さらに、中段のお皿に置かれていたイギリス名物のスコーンも食べてみます。


外はさくさく、中はふんわりしたレーズン入りスコーンは、濃厚なクロテッドクリームとよく合う……のですが、炭水化物中心の食べ物がこれでもかというほど盛られているので、女性1人で完食するのはかなり厳しめ。食べ物はおかわり自由とありましたが、おかわりしなくても十分満腹になれました。


食べ物に夢中になっていると、知らない間に席の近くで猫がのんびりしていました。


ヒーターの上に陣取って、まったーり。


眺めているこっちが眠くなりそうな表情です。


日本の猫カフェは比較的若いお客さんが多い印象でしたが、ロンドンの猫カフェにはいろんな年齢層の人がやってきていました。


おばあちゃんも猫とのひとときを過ごします。


店員さんが猫たちと遊ぼうとする場面もありましたが、猫たちはマイペースで、かなりの確率でスルーされていました。


少年がねこじゃらし的なものに挑戦しようとするも……


プイっとそっぽを向いてしまい、とてもクール。


お客さんたちがかわいい猫たちに夢中なのは日本の猫カフェと同じ。囲み撮影会が始まっているところもありました。


少女もそうっと猫と戯れます。


にゃんこが回し車の上を優雅に歩くシーンもありました。

回し車を優雅に歩くにゃんこ - YouTube


ということで、Lady Dinah's Cat Emporiumは上下2階の広めのお店で、猫の数は9匹以上増やさないというポリシーで運営されているため、猫たちはかなりゆったりと暮らしている様子。日本ではなかなか味わえない本格的な紅茶やアフタヌーンティーを楽しむことができ、かつ気品にあふれたにゃんこたちとも遊べるという、食欲&猫欲を同時に満たすことができる場所でした。なお、通常のカフェ形式の「General Admission」は飲食料の他にチャージとして1人6ポンド(約940円)が必要で、「High Tea」は1人あたり35ポンド(約5500円)。事前予約はマストではないのですが、満席であることも多いので、ここから行うのがオススメとのことです。

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in 取材,   生き物,   動画,   コラム, Posted by darkhorse_log

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