レビュー

ファン制作のドット絵3D版ゼルダ「Zelda 30 Year Tribute」をプレイしてみた


「ゼルダの伝説」は2016年で30周年を迎えてなお、世界中のファンから愛されている作品です。そんなゼルダの伝説を愛するファンがWebGLとJavaScriptを駆使して制作されたオープンソースのトリビュート作品「Zelda 30 Year Tribute」が公開されています。ファミコン版のゼルダの伝説のグラフィックを忠実に再現しつつ、現代風に3Dの要素が取り入れられた作品となっています。

Zelda 30 Year Tribute
http://zelda30tribute.com/

ParisLemon — Zelda 30 Year Tribute
http://parislemon.com/post/142252265202/zelda-30-year-tribute

ファン制作の3Dバージョン「Zelda 30 Year Tribute」をプレイしてみるとこんな感じ - YouTube


スタートボタンをクリックするとゲームを開始できます。


ドット絵なのに3D風に作られたゼルダの伝説の世界。


スタート地点にリンクが立っています。操作はブラウザ上のコントローラーをクリックするか、キーボードの「WASD」または「方向キー」が十字キーに対応しており、「ZX」または「KL」がB・Aに対応しています。スタート直後は武器を装備しておらず、このままどこかに行っても攻撃ができないため、まずはナナメ上の洞窟に入ります。


「ひとりで行くのは危ないからコレを持っていけ」


というわけで剣をゲット。自動的にAボタンに割り当てられ、キーボードのXキーかLキーを押すと剣を振って攻撃できるようになりました。


さっそく剣を振ってみると、HP満タン状態なら剣を飛ばして遠隔攻撃が可能。HPが少しでも減っていると剣が飛ばないので直接切りつける必要があります。ゼルダの伝説シリーズでボタン長押しするとできる「回転切り」はできない模様。


クモのモンスターが上の段に上がってしまうと攻撃が届かなくなるのは3Dならでは。


飛び道具で攻撃してくるモンスターの攻撃は、攻撃せずに立っていると盾ではじくことができます。


道中にはおなじみのHPを回復してくれる妖精の泉もありました。


別の洞窟を見つけて入ってみると、「アイテムを買っていってよ!」とのこと。アイテムに触れるとゲットできるのですが、なぜかルピーは減りませんでした。


ゲットしたアイテムはスタートボタンを押してメニューを表示すると、空いているBボタンに好きなアイテムをセットして使うことができます。ただし弓矢はなぜか撃てず。


別の洞窟を発見したので入ったところ、「OH NO!この部屋は動作していないよ」とのことでした。


フィールドを探索するとダンジョンが見つかることがありますが……


「このダンジョンはまだ完成していないよ」とのことでした。


ダンジョンを進んでみると、「ゴーマの目を狙え」という指示が出ていましたが、ゴーマはどこにも見当たらず……。


フィールドしか完成していないのかな?と思ったら別のダンジョンを発見。


すると特にメッセージはなく、どうやら完成済みのダンジョンの模様。


中にはモンスターがうようよ。カギなどを見つけつつ施錠された扉を開けて先へ進んでいきます。


前を通ると飛んでくる鉄球のトラップもありました。


道中で部屋のモンスターを全て倒すと、隠されたアイテムが出現してゲット。


投げると返ってくるブーメランでしたが、モンスターにダメージを与えるものではなかったので、別の使い道があるようです。


最後の部屋ではドラゴン型のラスボスが出現。


なんとか撃破すると、なんと伝説のトライフォースっぽいものをゲットできました。


実際にダンジョンを冒険してボスを撃破しているところまでを収めたムービーは以下から見ることができます。

「Zelda 30 Year Tribute」のダンジョンでボスを撃破 - YouTube


・追記 2016年4月8日 10:33
Zelda 30 Year Tributeのページで「皆様へお詫び」という文章が掲載されており、ゲームの公開が中止されています。制作者によると、任天堂から「著作権を侵害しているためゲームを取り下げてほしい」と要請があったためとのこと。「トリビュートゲームを作るインスピレーションを与えてくれてありがとう、任天堂!」と制作者はコメントしています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
30周年を迎えたゼルダの伝説シリーズはなぜ愛されつづけるのか? - GIGAZINE

「ゼルダの伝説」などのゲーム音楽が観客減のオーケストラを救う - GIGAZINE

「ゼルダの伝説 風のタクト」を解析してわかった任天堂のすさまじい技術 - GIGAZINE

「スプラトゥーン」や「ゼルダの伝説」など新旧任天堂ソフトが登場したゲーム大会「任天堂ワールド・チャンピオンシップ2015」まとめ - GIGAZINE

ゼルダの伝説を一人称視点でプレイするとこうなる - GIGAZINE

in レビュー,   ウェブアプリ,   動画,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.