「世界初のウェブカメラはコーヒーの残量を確認するために設置された」など、コーヒーに関する知られざる事実15個
by millefeuillekun
今や世界中で愛されているコーヒーは、人を魅了するがゆえに、過去に「有毒である」として禁止令が出されることもありました。コーヒーを使った人体実験や、コーヒー愛好家の偉人たちが持っていたこだわりなど、コーヒーに関する知られざる事実15個がムービーでまとめられています。
15 Facts about Coffee - mental_floss List Show Ep. 405 - YouTube
◆01:ベートーヴェンとコーヒー
まずは作曲家のベートーヴェンに関する豆知識から。ベートーヴェンは大のコーヒー愛好家で、1杯のコーヒーをいれるために60粒の豆を数え、朝食として濃厚なコーヒーを味わっていたと言われています。
◆02:コーヒーの人体実験
続いて、スウェーデン王のグスタフ3世とコーヒーとの関わりについて。コーヒーは「有害である」として1746年のスウェーデンで禁止されていました。そこでコーヒーの安全性を確かめるため、グスタフ3世が双子の囚人の片方に毎日コーヒーを20杯、もう一方に紅茶を20杯飲ませて実験したところ、紅茶を飲み続けた囚人が83歳で先になくなるという結果になり、コーヒーの安全性が証明されたわけです。
◆03:ロシア人はコーヒーの代わりにビールを飲んでいた
続いてロシアでのコーヒーの扱いについて。現在は朝食と一緒に飲まれることが多いコーヒーですが、ロシアでは1777年に「朝食と一緒にビールを飲むように」というお触書が出たとのこと。そのため、人々はコーヒーではなく朝からビールを飲んでいたそうです。
◆04:コーヒーの起源
コーヒーの発見に関しては、ヤギ飼いの少年が最初の発見者であるという説があります。少年が灌木の実を食べたヤギが興奮状態であることに気づき、話を聞いた修道院の院長が自ら効能を試したところ、「非常に爽快になった」とのこと。そこからコーヒーが「魔法の実」として求められるようになったわけです。
◆05:食べ物としてのコーヒー
また、アフリカでは、飲み物としてではなく、「エネルギーの実」としてコーヒー豆が食べられていました。
◆06:世界で一番コーヒーを消費するのは?
アメリカは世界最大のコーヒー消費国として知られていますが、1人あたりのコーヒー消費量として計算すると、世界で最もコーヒーを飲んでいるのは、実はフィンランド人です。
◆07:カフェインレスのコーヒー
デカフェのコーヒーはカフェインを除去した豆が使われていますが、除去されたカフェインはその後、炭酸飲料の製造会社や製薬会社に売られていくとのこと。
◆08:Chock full o'Nuts
アメリカでは知らない人はいないほど有名なコーヒーブランドのChock full o'Nutsは、もともとコーヒーではなく豆を販売するお店でした。
◆09:バルザックとコーヒー
小説家のバルザックは1日50杯もコーヒーを摂取することで、超人的な執筆ペースを実現していたと言われています。
◆10:オリンピックとコーヒーの関係
1932年、ロサンゼルスオリンピックが開催されましたが、ブラジルの選手たちはコーヒーを持って乗船し、コーヒーを販売して得たお金でアメリカまでたどり着いたそうです。
◆11:スターバックスの社名の起源
スターバックスの社名は、小説「白鯨」に出てくる航海士のスターバック(starbuck)がコーヒー好きであったことからつけられました。
◆12:世界初のウェブカメラ
世界で初めてウェブカメラが活用されたのは1993年のこと。ケンブリッジ大学コンピューターサイエンス学部の研究者たちがコーヒーポットにコーヒーが入っているかを確認するためにウェブカメラを設置したのが始まり。コーヒーは技術の進化にも一役買っていたわけです。
◆13:南北戦争
また、南北戦争では兵士の多くがコーヒー中毒で、兵士を鼓舞するため、両軍ともにコーヒー豆の入手に奔走したと言われています。南軍と北軍の最前線にいる兵士たちは、こっそりコーヒー豆の交渉を行っていたそうです。
◆14:アメリカでのコーヒー生産地
これまで、アメリカの中でコーヒー豆を生産していたのはハワイのみでしたが、近年ではカリフォルニアやジョージアでも生産されるようになっています。
◆15:世界で最も高価なコーヒーは?
世界で最も高価と言われるコーヒー豆は「コピ・ルアク」という種類で、ジャコウネコの排泄したフンから取り出されたものです。価格は500グラムで500ドル(約5万9000円)ほど。なお、タイでは1杯5500円のゾウのフンからとれたコーヒーも販売されています。
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