取材

ミニ四駆を改造したり走らせたりしながら飲み明かせるバー「Racing-BAR 100R」


ミニ四駆の「ウィーン」というモーター音が響き渡る一風変わったバーが「Racing-BAR 100R」です。ミニ四駆のコースが置いてあるだけでなく、本体やパーツも多数取りそろえられているので、手ぶらで訪れてもミニ四駆を購入したり改造したり、実際にコースで走らせたりと思う存分ミニ四駆ずくしが楽しめるバーとのことだったので、実際にどんな場所なのか行って確かめてきました。

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http://e-zak.com/100r.html

「ミニ四駆バーに行くなら自前のミニ四駆を用意せねば!」ということで、まずはミニ四駆を購入。


パーツはこんな感じ。作ったのは1994年から月刊コロコロコミックで連載されたミニ四駆漫画「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の主人公・星馬烈が使用した「ソニックセイバー」。「1990年代に販売されていたものが今も売っているのか!」と感動したのですが、よくよくパーツを見てみると見慣れないものが多数。調べて見ると購入したのは1/32 ソニックセイバー プレミアム(スーパーIIシャーシ)という2011年1月に発売されたリニューアルモデルでした。


しかし、組み上げてみると昔と変わらぬ姿を見せてくれます。


というわけで、さっそく組み上げたミニ四駆を手に「Racing-BAR 100R」へレッツ&ゴー!!Racing-BAR 100Rは日本橋にあります。


ソフトバンクの2階にRacing-BAR 100Rがあります。


受付はこんな感じ。


後ろには大量のミニ四駆。これらはお客さんが寄付してくれたミニ四駆たちだそうで、見知ったものもいくつか発見。


料金は大人2000円で2時間ドリンク飲み放題。その後、30分ごとに500円の延長料金がかかり、5時間以上になると自動でフリータイムの4800円になります。


というわけで、いざ潜入スタート。


バーの中ではこんな感じのプレートを首からさげ、ミニ四駆のパーツなどを購入した場合にはこの番号で購入代金をチェックしておき、帰りにすべてまとめて支払う、というスタイル。


カウンター席や……


テーブル席があるすぐ側に……


ミニ四駆のコースがどどんと設置されています。


他にも頭文字Dなどの漫画や……


グランツーリスモをプレイできるゾーンなどもあります。


店内の至る所にミニ四駆が置いてあり、店員さんもミニ四駆を持っているので参考に見せてもらうこともできます。


ドリンクメニューはこんな感じ。有料ドリンクもあります。


というわけで最初の一杯を注文してほっと一息。


よくよくみるとバーカウンターにはミニ四駆やパーツを作成するための工具が置いてあり……


他のテーブルにもしっかり工具が置かれていることに気付きます。


カウンター上にはミニ四駆のコースを活用して作られた照明が設置されており、手元を明るく照らすことでどこでも作業しやすいよう配慮されていました。


さっそく自前のミニ四駆を取り出して初走行、と行きたかったのですが……


前後に取り付けたローラーのビスをしっかり締めていない、ということでダメだしをくらってしまいました。ローラーはビスでしっかり固定して揺れないようにするのが基本とのこと。


そんなわけで、アドバイス通りローラーをしっかり締めてコースで走らせてみます。


タイムを測ってくれるのは「M4 LAPTIMER」というアプリ。スマートフォンのカメラを使用して動きを検知してタイムを計測してくれるアプリです。


コースの赤色部分を颯爽と駆け抜けていくソニックセイバー。「コーナーリングの貴公子」の初代ソニックというだけあって、華麗なコーナリングを見せてくれます。


タイムは36.11秒でした。


タイムアタックの結果はこんな感じのボードにカキカキします。


Racing-BAR 100Rにはコースが2つあり、さらにノーマルモーターを使用した場合とその他モーターを使用した場合のタイムアタックは別々に記録してランキングしている模様。カードにはタイム・名前・シャーシを書く必要があり、今回の場合は使用したシャーシが「S2(スーパーIIシャーシ)」、名前は「II」、モーターは本体にセットでついていたノーマルモーター。タイムは1番遅い36.11秒。


「ソニックセイバーがこんなに遅いわけがない!」ということで、店員さんにどうやって改造すれば良いのかアドバイスしてもらいました。そして連れて行かれたのは店内の隅っこにあるミニ四駆や……


各種パーツが取りそろえられたスペース。


モーターもいろんなラインナップがズラリ。


シャーシもで単体で販売されていました。


初心者でも安心な「ミニ四駆初心者パック」


「とりあえずプラスチックローラーは論外」ということで……


オススメされたパーツと自分が気になったパーツで前後のローラーをアップグレードしてみます。


店員さんに聞いてみたところ、常連さんは基本的に自分でどのパーツをつけるか試行錯誤しているそうですが、「初心者でも気軽にアドバイスしてくれる人がたくさんいる」とのこと。ただし、訪れた際は時間帯が早すぎたせいか他にお客さんがいなかったので、店員さんにたくさんアドバイスをもらいました。ただし、基本的には自分の手でパーツを組み上げていくので、説明書とにらめっこしながらじっくり格闘。


ローラーを外して……。


リヤーローラーステーを取り付け。


バーに飲みに来たハズなのですが、テーブル上にはミニ四駆のパーツがあふれかえります。


ローラーにはパーツを組み上げる順番があるのでこれをしっかり守りながら……


ローラーを取り付ける位置にも規定があるのでしっかり順守。


なつかしのミニスパナで締めます。


リアにアルミローラーを4つ取り付けることに成功。なお、ローラーはリアに4、フロントに2つまでと取り付けられる数が決まっているので注意。


続いてフロントにもローラーを取り付け。2段ローラーは2段でひとつ分になるとのこと。


そんなこんなでローラーの付け替え完了。一気に見た目が「走れそうなミニ四駆」にグレードアップ。


そしてタイムアタックしてみたところ、タイムは32.18秒と約4秒縮みました。


ミニ四駆のカスタマイズは「ミニ四駆 超速チューンナップ入門」を見るとはかどるみたい。


ミニ四駆はどうやって持ち運びするのか聞いてみたところ、こんなパーツと本体を同時に持ち運べるミニ四駆ポータブルピットを使用するのが定番だそうです。


「さらにどこを改造したら良いのか……?」と悩んでいたところオススメされたのが、モーターやタイヤ近くに使われるベアリングの取り替え。


実際にベアリングを変更してみたところ、一気に30秒を切ることに成功。


実際にミニ四駆を走らせている様子は以下のムービーで見られます。

「Racing-BAR 100R」でソニックセイバーを走らせてみた - YouTube


アルミローラーとベアリングを変更して「これで基本的な改造が完了」くらいのイメージだそう。ここからは、実際に走らせながらトライ&エラーで自分好みのパーツを取り付けたりタイヤを変更したりと、自分のやりたいことにチャレンジしていけばOKというわけ。


Racing-BAR 100Rは気軽にミニ四駆の話ができるバーで、知り合い同士でミニ四駆を持ち込んでレースして楽しんだりお互いのミニ四駆を見せつけ合ったりといろんな楽しみ方ができそう。知り合い同士だけでなく、Racing-BAR 100Rが開催しているレースに参加すればより熱い戦いもできます。もちろんミニ四駆の初心者でも気楽に遊べるようになっているので、気になる人は思いきって飛び込んでみると新しい世界が待っているかもしれません。

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in 取材,   動画, Posted by logu_ii

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