一般に本社を開放し、オフィス見学やアウトレット販売が行われるタミヤ・オープンハウスに行ってみた

多くの模型メーカーによる製品展示と販売が行われる第49回静岡ホビーショーの一般公開日に合わせて、タミヤ本社を開放するタミヤ・オープンハウスが開催。オフィス見学や金型工場見学ができるほか、タミヤゆかりの実車展示や、特価品の販売コーナーなど様々なイベントやアトラクションが準備され、子どもから大人まで楽しめるようになっていました。
詳細は以下から。
静岡駅前にもオープンハウスの看板が登場。

静岡ホビーショーの会場であるツインメッセ静岡から10分ほど歩いたところにあるタミヤ本社。

本社の前には金属製の看板。

車が出入りするところに設置されたミラー。手書きの「株式会社タミヤ」がいい味を出しています。

入り口。

入り口から階段を上ると、総合案内もしている2階につきます。

歴代のミニ四駆が飾られたパネル。

原料からプラスチックモデルを作る射出成形機が展示され、実際に動かして出来たてのプラモを無料プレゼントしていました。

射出成形機のしくみ。粒状の原料を熱しながら金型に押し込んで成形します。

横から見たところ。

YouTube - タミヤ・オープンハウスで実演展示されていた小型射出成形機
出来たてのプラモはその場で作れるようになっていました。

左下のパーツが成形されたプラモ。接着剤とニッパーは用意されており、パーツ数が少ないため子どもも作っていました。

完成するとこんな感じ。スクーターのプラモです。

会場のあちこちではレースカーなどの実車も展示されていました。
タミヤ・オープンハウスで見られたプラモデルのデザイン元になった実車あれこれ



1950年代当時の田宮模型製作所は木製艦船模型を主力としていましたが、欧米で登場したプラスチックモデルが国内でも出回り人気を集めたため、タミヤもプラスチックモデルの自社開発を行うことに。第1号の製品として1960年5月に発売されたのが1/800スケールの戦艦大和でした。

タミヤのプラスチックモデル第1号「1/800 大和」。

パッケージの箱。

当時の日本模型新聞に掲載された広告。プラスチック素材を使用したことによる精密さなどがうたわれています。

組み立て式でパーツはこんな感じ。

大和を組み上げるムービーなども上映されていました。

ミリタリーフィギュアを改造する人形改造コンテストの作品も展示されていました。「アメリカ歩兵 機関銃チームセット」を元にした改造例もありました。

他のキットから持ってきたリュックを加えて色を塗り、発泡スチールと紙粘土でセットを用意すれば山登りシーンになります。

タミヤ・オープンハウスで展示された「第38回人形改造コンテスト」出展作品


イベント限定品やオリジナルグッズのほか、値引きされて売られているものもあります。

説明図などもありました。

5階から出られる屋上ではラジコン体験会や、ミニ四駆のレースを開催。

タミヤの人がラジコンの操作方法を教えてくれます。

家族連れもたくさんいて、広いコースで遊んでいました。

タミヤ本社の5階から見える景色。

3階にはモデル製作課や、グラフィックデザイン課、企画開発課があり、どのように仕事するか教えてくれます。普段は本当に普通の仕事場なので撮影禁止。CADを使ったデザインや、ミニ四駆の図面などが見られるようになっていました。

1階では金型展示や、金型加工機械の実演展示が行われていました。実際に使う金型があるのでここも撮影禁止。

射出成形機の実演も行われていて、無料プラモデルを作っていたものよりさらに大きな機械が見られました。

1階では特価商品販売コーナーもあります。

ミニ四駆や模型が50%オフ。5階の通常販売コーナーと同じく、多くの人が訪れていました。

そしてB1階では、放電加工とタミヤフィリピンの紹介コーナーがありました。実演している放電加工コーナーは撮影禁止。

マクタン・セブ国際空港のすぐそばにあるタミヤフィリピン。現在はタミヤ製品の約7割をここで作っているそうで、生産工場から事務所まで全てそろっているとのこと。タミヤの技術をしっかりと伝えるために、日本の社員が数年滞在したり、逆にフィリピンの社員が日本に来てノウハウを学んでいったりするそうです。

ペーパークラフトコーナー。

ハサミとのりで、プラモよりさらに簡単に作れるバスと戦車が用意されていました。

こちらも、その場で制作できるコーナーが設けられ、親子でペーパークラフトを作っている人が多く見かけられました。

ただ社内見学するだけではなく、大人から子どもまで楽しめるアトラクションやポイントが用意されていたので、静岡ホビーショーに行く機会がある人は余裕があれば立ち寄ってみてください。
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