「iPad ProはiPad Air2台分」に近いことがよく分かる歴代iPad比較写真いろいろ

歴代iPadの中でも圧倒的なパフォーマンスと大画面をウリにしているのが「iPad Pro」です。開封の儀とフォトレビューは既にGIGAZINEで記事化済みなので、次は「iPad Proは歴代のiPadと比べてどこがどう変わっているのか？」を、実際に複数のiPadを並べてじっくり比較してみました。

iPad Pro - Apple（日本）
http://www.apple.com/jp/ipad-pro/

というわけで、GIGAZINE編集部にあるiPadを総動員。左から初代iPad、新しいiPad(第3世代iPad)、iPad Retinaディスプレイモデル、iPad Air、iPad Air 2、iPad Pro。iPad miniとiPadの間にあるようなサイズ差が、iPadとiPad Proの間にも存在することがはっきりと分かります。

背面はこんな感じ。初代から一貫して金属製のボディを採用しており、iPhoneのように背面にガラスパネルが使用されたことはありません。

背面だけは他iPadとよく似ている初代iPad。

iPad Retinaディスプレイモデルまで、背面のAppleロゴには黒色のプラスチックのような素材が使用されてきたのですが……

iPad Air以降は鏡のように磨き上げられた金属パーツが採用されています。

iPad Proだけ大き過ぎてはみ出しまくりですが、下から初代iPad、第3世代iPad、iPad Retinaディスプレイモデル、iPad Air、iPad Air 2、iPad Proを並べるとこんな感じ。iPad Proからは音質に力を入れるためにスピーカーを天面と底面に2つずつ計4つ配置しており、どの向きで持っても圧倒的なサウンドに包まれるようになっています。

電源ボタンはこんな感じで、iPad Airから金属パーツに変化。

音量調節ボタンもiPad Airから金属パーツに変化しています。ただし、iPad Air 2からはなぜかマナーモードボタンがなくなっており、iPad Proにも配置されていません。

底面はこんな感じ。初代iPadからスピーカーは本体底面に配置されており、iPad Airからは中央のLightningコネクタの両脇に配置されるようになりました。毎回穴の数や配置が変更されているあたり、Appleはこれまで絶えずスピーカー周りの改良に取り組んできたことがよく分かります。

そして左側面。初代からiPad Air 2までは左側面には何の端子もボタンも配置されていなかったのですが、iPad Proでは右側面中央にSmart Connectorと呼ばれる専用キーボード用の端子が出現。

初代iPad以外には背面左上にカメラが配置されています。

iPad Proの12.9インチディスプレイはなんと初代iPadよりもビッグ。

iPad Proの下にiPad AirとAir 2を並べて見るとこんな感じ。iPad ProはiPad Air 2台よりも一回り小さいくらいのサイズ感。それもそのはずで、なんとiPad ProのディスプレイサイズはiPad Air 2よりも78％も大きくなっているそうです。

初代iPadとiPad Proの薄さを比較。背面の盛り上がり部分がiPad Proと同じくらい。

左から第3世代iPad、iPad Pro、iPad Retinaディスプレイモデルを並べるとこうで、iPad Proの方が圧倒的に薄く……

左からiPad Air、iPad Proを並べて見ても、iPad Proの方が薄いという圧倒的薄型設計。

ただし、iPad Air 2と比べると少しだけiPad Proの方が厚くなっています。

というわけで、iPad Proのデザインは全体的にiPad AirやAir 2からほとんど変化なし。大きな変化は内蔵スピーカーが4つに進化している点。

おまけでそれぞれディスプレイサイズが4.7インチのiPhone 6s、5.5インチのiPhone 6s Plus、7.9インチのiPad mini4、9.7インチのiPad Air 2、12.9インチのiPad Proを並べてみました。数値で見ると最もディスプレイサイズが大きく開いているのはiPad ProとiPad Air 2の間なので、もしかすると次は「iPad Pro mini」として11インチタブレットが登場する可能性も……なきにしもあらずです。