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11歳の少女が自身の性的写真を相手男性に送った件でFacebookが年齢チェックを怠ったと少女の父親に訴えられる

By iulia Pironea

Facebookが「年齢認証のチェックを怠っていた」という理由でFacebook利用者である少女の父親から訴えられていた裁判で、裁判外で和解が成立しました。この問題からは、SNSでの年齢認証の難しさが浮き彫りになっています。

Father Sues Facebook After 11-Year-Old Daughter Used Social Media Profile To Contact Men
http://www.inquisitr.com/2417209/father-sues-facebook-after-11-year-old-daughter-used-social-media-profile-to-contact-men/

11歳の少女がFacebookで知り合った男性の要求に応じて、自身の裸体写真を送っていたことを知った少女の父親が、Facebookを訴えていました。訴えを起こした父親の言い分は、Facebookは13歳未満のユーザーに利用制限を設けているが、実際のところ自分の娘のような11歳の少女が利用できる状態であったことは、年齢認証手続きをFacebookが怠っていたからだ、というもの。

By James Emery

父親の弁護士は「Facebookには利用規約で定めた13歳未満の利用禁止が守られているのかを確認する注意義務があり、年齢認証機構が機能するために手立てを講じる必要があった」と述べています。なお、Facebookから父親に対して金銭が支払われた結果、訴訟は裁判外での和解が成立したそうです。

Daily Mailの取材に応じた父親は、Facebookの年齢制限が18歳未満禁止というのは厳しすぎであり、13歳未満禁止という制限規定自体は妥当であると認めたものの、実際にはFacebookの年齢認証は機能していない状態であると主張。Facebookはパスポートなどの公的文書を使って年齢を確認する仕組みを導入するなど年齢認証システムを見直す必要がある、と述べたとのこと。

By Alessandro Valli

なお、Facebookの広報担当者は「Facebookは13歳未満の子どもをもつ両親が子どもの年齢について報告できるレポート機能を導入しています。それだけでなくご両親が、子どもとインターネットの危険性について話したり、プライバシー設定を厳しくしたり、無断でFacebookを利用していないかを確認したりするなど、子どもに対する適切な裁量権を行使することをお勧めします」と述べています。

年齢認証を担保する手続きの導入は利用者の利便性を損ないかねないものであるため、SNSなどのインターネットサービスを提供する企業は難しい問題を突きつけられているようです。

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in メモ,   ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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