政治家の削除ツイートを検知して再ツイートしていた「Politwoops」がTwitterに停止される
By Andreas Eldh
世界30カ国で政治家が削除したツイートを自動的に検知して誰でも閲覧可能にしていた「Politwoops」と、同様に外交官の削除ツイートを収集していた「Diplotwoops」が、Twitterから通知受け、APIの利用が停止されたことを発表しています。
Twitter cuts off Diplotwoops and Politwoops in all remaining 30 countries - Open State Foundation (press release)
http://openstate.pr.co/108959-twitter-cuts-off-diplotwoops-and-politwoops-in-all-remaining-30-countries
Twitter has killed Politwoops, which kept an eye on politicians
http://thenextweb.com/2015/08/23/speak-truth-to-power-just-not-on-twitter/
PolitwoopsとDiplotwoopsを運営しているのはオープン・ステイト財団(OSF)で、TwitterのAPIを使って政治家や外交官が削除したツイートを自動的に再掲載するという試みは、世界中のジャーナリストに広範囲で使われていました。
2015年5月15日にアメリカ版PolitwoopsのTwitterアカウントがAPIのアクセスを停止されていましたが、アルゼンチン、オーストラリア、カナダ、チリ、クロアチア、デンマーク、ポルトガル、エジプト、エストニア、フランス、ギリシア、インド、アイルランド、イタリア、韓国、マケドニア、ノルウェー、ベルギー、イギリス、ドイツ、オランダ、スウェーデン、スペイン、スイス、チュニジア、トルコ、バチカンを含む30カ国では引き続き政治家たちの削除ツイートの公開が続いていました。
しかし8月21日、オープン・ステイト財団はこれら30カ国で活動していたTwitterアカウントに対するAPIアクセスの停止通知を受け、全てのPolitwoopsのTwitterアカウントが活動停止になっているとのこと。Twitterの通知には「『ツイートの削除』はユーザーの表現に当たるため、削除したツイートを掲載するためにAPIのアクセスを許可できない」といった旨が書かれています。
なお、PolitwoopsとDiplotwoopsは削除ツイートを検知できなくなったため、今後は新しくツイートすることができなくなっていますが、ウェブ版の「Politwoops」および「Diplotwoops」で過去のツイートを閲覧可能です。オープン・ステイト財団は今後もできる限り政治家・外交官の削除ツイートの可視化を続けていくと述べています。
Politwoops - All deleted tweets from politicians
Diplotwoops - All deleted tweets from diplomats
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