試食

日本唯一の金平糖専門店が作る究極の金平糖シリーズの梅酒味&夏らしい涼しげな金平糖4種を食べてみました


京都にある日本唯一の金平糖専門店「緑寿庵清水(りょくじゅあんしみず)」では天然水サイダー味やバニラ味など一風変わった金平糖が作られているのですが、毎月ごくわずかしか製造できないためキャンセル待ちが出るほど人気なのが「究極の金平糖」シリーズです。厳選した梅酒を使って約18日間かけて作り上げたという「究極の梅酒の金平糖」が7月限定で登場したので、緑寿庵清水本店へ買いに行って食べてみました。

緑寿庵清水[りょくじゅあんしみず]
http://www.konpeito.co.jp/

「究極の梅酒の金平糖」は、美術品が入っていそうな木箱に包まれた状態で販売されています。価格は1箱3600円(税抜)。


木箱のサイズはiPhone 5sよりも少し大きいくらい。


箱上部の包み紙に「年に一度しか作れない金平糖」と書かれている通り、究極の金平糖シリーズは1年のうち1カ月間だけしか販売されない貴重な金平糖となっています。


包み紙には素朴なタッチの梅の絵も描かれていました。


ヒモをほどいて包みを開きます。


包み紙とヒモを取ると、「金平糖」と書かれた木箱が登場。


箱の中入っているのは、金平糖のパンフレットと、梱包材に包まれた「究極の梅酒の金平糖」。


梱包材を外して金平糖を取り出すと、「究極の梅酒の金平糖」は爽やかな水色のガラス瓶に詰められていました。


ガラス瓶は片手で握り込めるくらいの大きさです。


ガラス製のとっくりの下部には水色・青・緑の水玉が描かれていて、夏らしく爽やかな雰囲気。


とっくりのヒモと紙フタを取り外して開けてみます。


細い口から中をのぞいてみると、淡い黄緑色の金平糖がぎゅぎゅっと詰まっていました。


梅酒ということで、金平糖をおちょこに注いでみます。


これが「究極の梅酒の金平糖」。熱を加えると飛んでしまうアルコールと、酸性で固まりにくい青梅という、扱いの難しい2種類の素材を組み合わせた品とのこと。一粒のサイズは小さめですが、粒のそこかしこからイガがつんつんと飛び出しています。


一粒つまんで食べてみると、アルコール成分は抜けて梅酒のまろやかな甘みだけが残った金平糖で、ただ砂糖の味が強い金平糖ではなく上品な甘さがあり、梅の酸味が後味に効いてきます。梅酒を飲んでいるというよりも梅酒作りに使った梅の果肉を食べているような感じで、カリッと噛むことで梅の甘酸っぱい味がより一層広がり、二粒、三粒と手が止まらなくなる味わいでした。


緑寿庵清水のお店では、季節限定の金平糖も販売されていたので、いろいろと購入してきました。


完熟マンゴーの金平糖」(税抜3850円)は巨大な箱入りの金平糖です。


包み紙にはマンゴーのイラストが入っています。


包み紙をはがすと、「完熟マンゴーの金平糖」の焼き印入りの木箱が登場。


木箱の中には完熟マンゴーの金平糖が2袋入っていて、高級フルーツのような出で立ちで緩衝材にくるまれていました。


1個の大きさは手のひらサイズ。


包装をほどくと、ようやくビニール袋にくるまれた完熟マンゴーの金平糖とご対面。


完熟マンゴーの金平糖は濃いオレンジ色をしていて、食べる前からトロピカルフルーツの香りが漂っています。食べてみるとマンゴーのジューシーな甘さと砂糖の甘さがマッチしていて完成度は高め。本物のマンゴーとは食感が正反対でドライマンゴーよりもはるかに固いので、普段とは異なる食感でマンゴーの風味を楽しめます。


続いては「空中すいかの金平糖」(税抜1800円)。


空中すいかの金平糖は、半分に切ったすいかをイメージした円筒形の箱に入っていて、側面にはすいかの緑と黒の縦じま模様が描かれています。


箱を開けてみると小袋が5つ入っていました。


小袋の中には鮮やかな真っ赤の金平糖が入っていて、お皿に取り出すとすいか特有のフルーティーな香りが漂います。空中すいかは、育てる際に太陽の光がまんべんなく当たるように空中につるして栽培するため、糖度が高くすいかのおいしさが凝縮されているそうです。


こちらも一粒つまんで食べてみると、他の金平糖よりもやや甘みの強い作りで、すいかの果肉の風味がぎゅっと濃縮されていながらも後味はスッキリとしていました。


次は「ルビー(ピンクグレープフルーツ)の金平糖」(税別800円)を食べてみます。


金平糖を入れる容器には底の浅い小さな竹カゴが使われています。


袋から取り出してガラス皿に入れて見てみると、一粒一粒が桜色でかわいらしい作り。食べてみるとグレープフルーツの苦味は控えめで上品な甘みが感じられ、かんきつ系の爽やかな香りが後に抜けていきます。


最後は「涼風」(税抜850円)。京都の夏の風物詩である4つのお祭りをイメージした、夏季限定のパッケージです。


包み紙には「時代祭」「葵祭」「祇園祭」「五山の送り火」の絵が描かれています。


包みを開くと、緑寿庵清水で一番人気の「天然水サイダーの金平糖」が巻きすにくるまれていました。


天然水サイダーの金平糖は、ソーダの爽やかな甘さが味わえる品で暑い夏にピッタリ。休日には正午前に完売するという通常販売の天然水サイダーの金平糖が売り切れていても、夏季限定の涼風を購入すれば同じものを食べられ、しかも涼しげな巻きすもゲットできるので一石二鳥です。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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