新型Google Glassと予想される謎のウェアラブル端末「GG1」が発見される

By lawrencegs

アメリカで無線通信機器をリリースするには、電波監督機関である連邦通信委員会(FCC)の審査を通過する必要があります。FCCの公式サイト上では各企業から提出される申請書類がひっそりと公開されているのですが、最新リストの中にGoogle製の「A4R-GG1」という謎のデバイスが発見され、これが「Google Glass」の最新バージョンなのではと期待されています。

Mystery Google Product Hits FCC With 5GHz and 2.4GHz WiFi, Bluetooth LE, Model Name “GG1″ | Droid Life
http://www.droid-life.com/2015/07/02/mystery-google-product-hits-fcc-with-5ghz-and-2-4ghz-wifi-bluetooth-le-model-name-gg1/

Google's 'GG1' teases a new version of Glass
http://www.engadget.com/2015/07/03/google-gg1-fcc/

FCCで公開されているドキュメントによると、FCC ID「A4R-GG1」はIEEE 802.11 a/b/g/n/ac、デュアルバンドWi-Fi(5GHz・2.4GHz)、Bluetooth LE対応で、再充電可能な二次電池を内蔵しており、明らかに持ち運びを想定した携帯端末であることが分かります。

さらにその他の情報を調べてみると、Googleが開発中の「A4R-GG1」は実際にどのようなデバイスなのかまでは分からないにしろ、分類カテゴリなどを見る限りスマートフォンやタブレットなどのメディア・デバイスには分類されないことが明らかだそうです。なお、「A4R-GG1」にはACアダプターとUSBケーブルが付属しており、これらは「充電とデータ転送のために使われることになる」とのこと。


FCCのドキュメントから「A4R-GG1」を発見したのは、海外のAndroid関連コミュニティである「Droid Life」で、ここでは当初、「A4R-GG1」が最新のChromecastもしくはGoogle Glassであると予想していたそうです。

しかし、提出されている複数のドキュメントを読み進めると、「A4R-GG1」はウェアラブル端末に分類できることが分かります。名前に「GG」というGoogle Glassの頭文字が含まれており、再充電可能な二次電池を内蔵、外部端末と通信するためのBluetooth LEにまで対応しているという点から、「A4R-GG1」が何かしらの外部端末と接続して使用する類いのウェアラブル端末であることが分かるので、「最新版のGoogle Glassなのでは」と疑われているというわけです。

なお、Google Glassの開発を進めているトニー・ファデル氏は、「次世代のGoogle Glassが近いうちに登場する」と語っています。

次世代の「Google Glass」が近いうちに発表されると示唆される - GIGAZINE