Googleが買収した「Nest」がホームセキュリティ用ネットワークカメラ「Nest Cam」をリリースか
Googleが3000億円以上という巨額で買収した家庭用スマート火災報知器・サーモスタットを製造する「Nest」が、新たにネットワークカメラ「Nest Cam(仮称)」を発売するとDroid Lifeが報じています。
This is the Nest Cam and the New Nest App for Android | Droid Life
http://www.droid-life.com/2015/06/10/this-is-the-nest-cam-and-the-new-nest-app-for-android/
Nestはスマートフォンから簡単に操作できる家庭用サーモスタット「Nest Thermostat」や火災報知器「Nest Protect」を手がける会社で、「iPodの生みの親」として知られる元Appleエンジニアのトニー・ファデル氏が設立した会社です。
Nest Protectがどのような製品なのかは以下の記事を見ればよくわかります。
火災を感知しスマホやタブレットと連携して火元や状況などを教えてくれる「Nest Protect」を使ってみました - GIGAZINE
そのNestが2014年6月に家庭用のネットワークカメラ「Dropcam」を5億5000万ドル(約550億円)で買収。DropcamをNestシリーズに組み込み、スマート家電サービスを充実させることが確実と見られていましたが「2015年6月17日にイベントを開催する」と発表したため、いよいよNest Camが登場するのではないかと予想されていました。そんな中、Droid LifeがNest Camのリーク画像を公開しています。
これはすでに販売されているDropcam。
それに対してNest Camとされるイメージがこれ。Dropcamとほとんど同じデザインです。
Dropcamよりスリムになっていますが、底面の吸盤でペタリとどこでも簡単に取り付けられるスタイルは同じ。ただし、この流出画像をよく見るとDropcamの製品画像と同じ背景が使われているので、流出画像が本物だという保証はありません。
また、Nest Camをスマートフォンから操作するAndroidアプリのスクリーンショットも公開されています。Nest CamだけでなくNest Thermostat、Nest Protect、Dropcamを1つのアプリで制御できるようです。つまり、このアプリはNest製品を一括操作できる「ハブ」となるホームアプリというわけです。
なお、Droid LifeによるとNest Camは新たに1080pのストリーミングムービー対応と画質がアップしており、Bluetoothにも対応するとのこと。その他の機能や販売価格などについては分かっていませんが、Nest Camに関する何らかの情報が6月17日のイベントで発表されそうです。
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