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Googleの自動車向けOS「Android Auto」を実際に使用するとこんな感じ、初搭載車はヒュンダイ・ソナタであることが判明


Googleが開発を進め、既に北米では対応カーナビも発売された車載版Androidの「Android Auto」の使用レビューが公開されています。また、Android Autoをメーカー純正で搭載する初の車両は、韓国の自動車メーカー・ヒュンダイのセダン「ソナタ」であることが明らかになっています。

Android Auto review | The Verge
http://www.theverge.com/2015/5/26/8659671/android-auto-in-car-system-review-smartphone-hyundai-sonata

The first production car with Android Auto is a Hyundai | The Verge
http://www.theverge.com/2015/5/26/8655931/android-auto-hyundai-sonata-first-production-car

The VergeではAndroid Autoを搭載した車両を約1週間にわたってレビューを行っており、その内容を以下のムービーにまとめています。

近年の自動車では車載装備の統合が進み、ナビゲーション機能やオーディオはもちろん車両の情報や、一部では空調コントロールなどを集中的に制御できるインフォテインメント・システムと呼ばれるシステムが搭載されるようになりました。しかし、その中には操作感に難があるものもあり、なかなか使い勝手が良いとは言えないものもあったとのこと。


「結局のところ、ベストなインフォテインメント装置はスマートフォンである」という声も聞こえてきています。そんな声を汲んでか、GoogleはAndroid、AppleはiOSをそれぞれ車載向けに特化したシステムの開発を進めてきました。


特にGoogleマップはその最たる例と言えそうで、すでに「スマホとGoogleマップがあればカーナビは要らない」という人もいるはず。Android Autoは、スマートフォンさながらの操作性と各種アプリの多くを自動車の画面でそのまま使えるようにするシステムです。


大きく分けてAndroid Autoの機能は5つに分かれます。画面下に表示されているアイコンは左から「カーナビ」「電話」「インフォメーション」「メディア/音楽」「診断」という5つの機能。


◆1: カーナビ
カーナビ機能では、もちろんGoogleマップをもとにしたナビゲーション機能を利用することが可能。スマートフォンの画面よりも簡略化された表示になっているのがAndroid Autoの特徴のようで、ドライバーの集中力を妨げないための改良が加えられている様子。


画面上の地点をタップして、直接電話をかけることもできるようになっています。


◆2: 電話
車載画面をタッチして番号を直接入力したり、登録先から選んで電話をかけることはもちろん、声で話しかけて電話をかけることもできるようになっています。これもドライバーがハンドルから手を離さなくて済むようにするための機能。


◆3: インフォメーション
インフォメーション画面では、各種情報をカードで表示して視認性を高める工夫が取り入れられている模様。以下の画面では、上からカーナビの指示、再生中の音楽、そして天気情報が表示されています。


◆4: メディア/音楽
メディア/音楽機能では、音楽ストリーミングのSpotifyやGoogleの音楽プレイヤー、ネットラジオのiHeartRadioなどをはじめ、複数のサードパーティー製のサービスを利用できるようになっています。


◆5: 診断
そして5つめの診断機能ですが、これは車両側が機能に対応している必要があり、今回使用した車両ではテストできなかった模様。この機能を使えば、タイヤの空気圧や燃費などの情報をAndroid Autoでモニタリングできるようになります。


なお、車両とAndroid端末はUSBケーブルとBluetoothの両方を使って接続します。ケーブル接続を行うため「充電しながらAndroid Autoを使えて一石二鳥!」と思えるところですが、実際にはやや事情が異なる様子。使用後にバッテリー残量を見てみると、使用前とほとんど残量が変わっていないか、少し減っているレベルになっており、端末が温かくなっていたとのこと。つまり、確かに車両からAndroid端末には給電されているようですが、処理に多くのパワーを必要とするために供給が追いつかない状態になっているとみられます。


Android Auto対応のカーナビ製品は既にアメリカ国内では販売が行われていますが、アメリカ時間の5月26日からはヒュンダイ・ソナタの純正ナビでも利用できるようにアップデートが開始されたとのこと。既にソナタに乗っているオーナーは、車両をディーラーに持ち込むことでシステム・ハードウェアのアップデートを受けられるようになるようで、メーカーのサイトでも告知が行われていました。さらにソナタはAppleの車載システム「CarPlay」にも対応を予定しているとのこと。

2015 Hyundai Sonata - Overview | Hyundai
https://www.hyundaiusa.com/sonata/index.aspx


なお、Android Autoを利用するためにはAndroid 5.0 Lollipop以上の端末が必要とのこと。またヒュンダイ・ソナタの場合は、Android Autoは純正カーナビにインストールしたアプリの1つとして動作するようになっているそうで、ユーザーはAndroid端末に車両から伸びるUSBケーブルを接続し、画面上の「Android Auto」アイコンをタップすることで機能が使えるようになるとのことです。

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