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パックマンの256面で起きるバグをあえてゲーム化した「Pac-Man 256」


パックマンのアーケード版をプレイし続けてラウンド256まで到達するとマップが崩れたりゲーム進行が停止したりといったバグが発生する、というのはパックマンプレイヤーの中では有名な現象です。2015年にパックマンが誕生35周年を迎えることを記念して、このバグをベースにしたゲーム「Pac-Man 256」を、「クロッシーロード」を制作したHipster Whaleとバンダイナムコが共同で開発しています。

Pac-Man 256 being developed by creators of Crossy Road
http://phandroid.com/2015/05/22/pacman-256-namco-bandai-hipster-whale/

Pac-Man 256の予告編ムービーは以下から見ることができます。

Pac-Man 256 for iPhone and iPad Trailer - YouTube


ゲーム画面上をパックマンがうろうろ。


「レベル256で起こる有名なバグを基にしたゲーム」


突然、画面上の文字に異変が起こります。


そして、盤面の右側が英数字で埋め尽くされたバグが登場。左側は通常のゲーム盤面が表示されています。このバグは、8ビットで制作されたゲームプログラムが想定した面数を振り切ることによって起こっていました。


「Pac-man 256」の主人公はもちろんパックマン。


敵モンスターのマチブセ(PINKY)、オイカケ(BLINKY)、キマグレ(INKY)、オトボケ(CLYDE)も登場します。


キャラクターたちが見上げる先には……


256面のバグに登場する英数字のカタマリが空を埋め尽くしています。


オトボケは目をぱちくり。


バグがパックマンたちに襲いかかります。


バグの浮かんだ空をバックに、敵モンスターに追いかけられるパックマン。


「Pac-man 256」のプレイ画面は以下のような感じ。アーケード版では画面の右側がバグ表示になっていましたが、「Pac-man 256」では画面下半分でアルファベットがうごめいています。これらバグに触れてしまうと一体どうなってしまうのでしょうか……?


画面下部以外は通常のパックマンと同じような感じで、敵をもぐもぐ食べていくパックマン。


バグ要素がないように見える盤面にも何かが隠されているのかも。


オバケっぽくなった敵モンスター。


敵に挟まれるパックマン、絶体絶命。


「Pac-man 256」は、スマートフォン・タブレット向けに2015年夏リリース予定となっています。


パックマンをクリアするには画面上の244個のパックドットを全て集めるのですが、アーケード版パックマンで起こる256面バグでは画面右側にパックドットが9個しか表示されておらず、ライフを消費して盤面をリセットしても244個を集められないためクリアできない、という状態でした。「Pac-man 256」ではどんなプレイ方法でゲームクリアに至るのかなど、今後の続報に注目です。

・おまけ
ナムコの名作ゲームの数々を収録した「ナムコミュージアム」では、パックマンの256面のバグをアーケード版のオリジナル通りに見ることができる「マニアックオプション」が搭載されています。アーケード版では連続プレイが必須でしたが、ナムコミュージアムにはコンティニュー機能が備わっているため、こつこつ進めていけばいつかは256面までたどりつくことができる、とのことです。

PSP/ナムコミュージアム | オリジナル版の特徴
http://bandainamcoent.co.jp/cs/list/nm_psp/maniac_option.php

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in 動画,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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