次期OS「Windows 10」に搭載される新機能でプレビュー版で体験できない重要なもの5つ

次期Windows OS「Windows 10」ではPC・スマートフォン・ゲーム機などの異なるプラットフォームを一つにまとめるという壮大な計画をMicrosoftが打ち出しています。すでに新ブラウザ「Spartan」など新機能の数々がWindwos 10テクニカルプレビューで公開されていますが、2015年1月に発表されていながらいまだにリリースされていない重要な機能をNeowinがまとめています。

Skype in Windows 10 Preview: Built into Windows 10 so you can do more with friends across devices – - Skype Blogs
http://blogs.skype.com/2015/01/22/skype-in-windows-10-preview-built-into-windows-10-so-you-can-do-more-with-friends-across-devices/

Six features coming to Windows 10 not available to Insiders, yet
http://www.neowin.net/news/six-features-coming-to-windows-10-not-available-to-insiders-yet

・Skype
Microsoftが買収したSkypeはWindows 10ではPC・スマートフォンなどで共通して使える「ユニバーサルアプリ」になることが明らかにされています。さらに、リアルタイムで通話内容を自動通訳する「Skype Translator」機能の搭載も期待されています。

・Xboxストリーミング
Windows 10の大きな特徴の一つとしてゲーム機「Xbox」をWindowsエコシステムに取り込む事があげられます。ユニバーサルアプリのゲームをWindows 10搭載PCでプレイできるだけでなく、同一LAN内のXbox 360をWindows 10搭載PCからストリーミングプレイ(リモートプレイ)できる機能も発表済みで、今後のWindows 10テクニカルプレビューでの搭載が予定されています。

・UIの変更
2015年3月に中国で開催された技術者会議WinHECでは、リリース済みのWindows 10テクニカルプレビューとは異なるUIのデザインが公開されています。ただし、デザインの変更は、他の機能の変更に比べると技術的に容易であることや、早々とデザインを提示することで発売時の新鮮味が失われる可能性を考えれば、製品版まで正式なデザインが明らかにされない可能性もありそうです。

・Cortana
Microsoftの音声アシスタントCortanaもWindows 10の目玉の一つです。Cortanaは頻繁に機能のアップデートが行われており、現在はスマートフォンのデザインがそっくりそのままPC版Windowsで採用されています。なお、すでに公開されているのは英語版のCortanaで、日本語版の音声認識性能はどの程度なのか、注目したいところ。

・Windows Hello
Windows 10ではパスワードに替わる認証手段として、顔・指紋・虹彩などの生体認証によるログオン機能「Windows Hello」を搭載することが決定しています。なお、生体認証に使用する顔・指紋・虹彩などの情報はプライバシーに大きく関わるものなので、端末上にのみ保存され、Microsoftがこれらを収集することはありません。

Windows 10は2015年夏に発売予定で、Windows 7やWindows 8/8.1などの既存のWindows OSから無料アップグレードできます。