スイスの高級時計ブランド「タグ・ホイヤー」がAndroid Wear搭載スマートウォッチ開発に向けてインテル・Googleと提携
スイスの高級時計ブランドによる初のスマートウォッチが発表されていましたが、新たにスイスの高級時計ブランド「TAG HEUER(タグ・ホイヤー)」がGoogle・Intel(インテル)と提携し、スイスの時計ブランド初の「Android Wear」搭載スマートウォッチの開発を発表しました。
TAG Heuer, Intel, Google announce smartwatch that feels like a “normal watch” | Ars Technica
http://arstechnica.com/gadgets/2015/03/tag-heuer-intel-google-announce-smartwatch-that-feels-like-a-normal-watch/
スイスのバーゼルで開幕されている時計や宝石の見本市であるBaselworld 2015にて、スイスの高級時計ブランドであるタグ・ホイヤーが、Googleおよびインテルと提携して「Android Wear」搭載のスマートウォッチを開発することを発表しました。
タグ・ホイヤーのCEOであるJean-Claude Biver氏は、「人々は我々が開発したスマートウォッチを見ても普通の腕時計を装着していると思うだろう」とインタビューの中で答えており、スマートウォッチによくある液晶画面を搭載した「いかにもスマートウォッチ風の見た目」のものではなく、通常の腕時計のような見た目のものを開発することを明かしています。
現在のところ開発中のスマートウォッチのデザインなどは明らかになっていませんが、Ars Technicaによればタグ・ホイヤーがリリースしている「CARRERA(カレラ)」という腕時計とよく似た見た目になる、とのこと。「CARRERA」は以下のようなデザインの腕時計です。
見た目は通常の腕時計と同じ物になりますが、中にはインテル製のハードウェアが搭載され、OSにはGoogle製の「Android Wear」が搭載されます。現在のところどのような機能が搭載されるのかは一切不明なままですが、インテルによれば、このタグ・ホイヤー製のスマートウォッチは2015年の終わり頃にリリース予定です。価格などは一切不明なままですが、通常の「Carrera」の場合、その価格は3500ドル(約42万円)以上になります。
Baselworld 2015の会場内でタグ・ホイヤーのゼネラルマネージャー・Guy Sémon氏と、Googleのエンジニアディレクターを務めるDavid Singleton氏、Intelの副社長を務めるMichael Bell氏により提携内容が明かされており、その際の様子は以下のムービーから視聴できます。
TAG Heuer | Intel and Google partnerships announcement - Baselworld 2015 - YouTube
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