Microsoftの創る「未来」を示す圧倒的すぎるムービー「Productivity Future Vision」
今後のコンピューティングがどのように進化するのか、それによってライフスタイルがどのように変化しどのような「世界」が生み出されるのかについて、Microsoftが超絶なクオリティのムービー「Productivity Future Vision」を作成して公開しています。
Productivity Future Vision
http://www.microsoft.com/enterprise/productivityvision/default.aspx#fbid=QIeFTvoeLV3
以下のムービーを見ればMicrosoftの考える「未来」のすさまじさが一発で理解できます。
Productivity Future Vision - YouTube
スキューバダイビング中の研究員キャット。彼女はとある製薬会社で研究する海洋生物学者。
目に映る魚や海草にホログラムの「情報」がついています。
どうやらマスク(水中めがね)にディスプレイが内蔵されており、各種情報を受け取れるようです。
ある海草の前で……
情報を取得。
保存してライブラリに追加できました。
変わったイソギンチャクに丸印がついて、「これなあに?」という質問が現れました。
「これは触手よ」と答えるキャット。
実は、生徒たちもキャットが見ている映像を学校から共有して視聴中。海中のキャットと学校の生徒たちはオンライン上で会話をしたり、目の前の映像を共有したりできるというわけです。
授業する横では3Dプリンターで作業中。
ヒトデを3Dプリント完了。
生徒たちが使うタブレットはベゼルレス(額縁なし)で、画面いっぱいまで表示できます。
タッチや音声で操作可能。
先生がやってきて説明。
「これが分かりやすいわ」とばかりに先生はデータを投げる様なジェスチャーで生徒の端末に転送しました。直感的にデータを送受信できるようです。
場面は変わって田園の小道を走る自動車。
先ほどダイビングしていたキャットが運転中。どうやら休暇中の模様。
カフェに到着。紙のような端末を取り出しました。
この端末は外側部分もタッチ操作できます。
どのお茶を注文するのか思案中。お店に入った時点で、自分の端末を使ってメニュー情報にアクセスできるようです。
端末を広げればタブレットに変身。
お休み中でも仕事が気になるようです。
ペンに「電子インク」を充てん。
色を使って情報を追加しています。
気になる情報を発見したら……
即、研究パートナーに連絡。ビデオチャットで会話できます。
お話ししていると……
お茶が到着。ちょっとした待ち時間も有効活用できるというわけです。
キャットが務める会社の社長のローラが出社。
耳にはインカム。
歩きながら通話。ローラは超多忙なビジネスパーソンです。
オフィスに到着。ガラス張りの壁にタッチ。
タイムスケジュールがずらりと表示されました。
よくみるとオフィスではなく踊り場のような空間。壁に触れるだけで、いつでもどこでも仕事モードに突入できるというわけです。
タスクをどんどんチェックしていくローラ。
データはすべてビジュアル化。
見終わった報告はポイポイと削除。
ローラは世界各地のアドバイザーに意見を求めることができます。
キャットの研究の進捗をチェック中。
データはさまざまな形で分析可能。
ローラは気になる報告を手元の端末にヒョイっと取り込みました。
ソファに腰掛けて……
じっくり確認するようです。
ちょうどそのころ海外のキャットは友達とお買い物。
「見てみて。これ素敵だわ」
気に入った商品の絵柄の前で、リストバンド型の端末をなぞると……
コピーしました。
絵柄に見とれていると……
2つのリストバンドが合体。
ローラからの呼び出しです。
上司からの突然の呼び出しに、しぶしぶ応じるキャット。
リストバンド端末は手首を動かしたり……
指でつまむ動作で操作できるようです。
「仕事してくるわ。バイバイ」
旅先のキャットは落ち着いて作業できる場所を探しているようです。
「CO WORKING」という表記のお店を発見。
リストバンドをかざすとロックが解けました。
どうやらここは作業する場所を提供するレンタルスペースのようです。
スティック型端末をポチっとすると「WELCOME KATLLANG(ようこそ、キャットさん)」と表示され、机のような端末がキャットの仕事用端末に変身。
耳にインカムを取り付けて準備OK。
ローラの指示をチェック。どうやら研究所からの報告をチェックするようにとの指令のようです。
報告に書き込んでいくキャット。
「これ、どういうこと?詳しく説明してちょうだい」とばかりに「?」を記入。
キャットは仕事モードに突入したようです。
一方、キャットがログインしたことを確認したローラは……
庭から移動。
「これで安心して朝食がとれるわ」
リビングへ移動。
巨大な壁のディスプレイにむかって「おはよう、パパ」
巨大な壁面ディスプレイがあれば、まるで同じ空間にいるかのように、遠隔地の人と会話することができるというわけです。
「ひざの具合もずいぶんと良くなってきたよ」とお父さん。
足を動かすと、膝の状況が画面上に数値で表示されました。
「それは良かったわ」とローラ。
場面が変わってキャットの研究所。
黒板のようなディスプレイにタッチ。
やってきたメンバーを把握した黒板は、前回の会議の続きを再開させます。
黒板を見ながらの議論。
「この成分を変えてみたらどう?」と系統図の構造式をタッチ操作しています。
「リン酸にしたらどうかしら」
黒板は赤色に。どうやらNGのようです。
隣の研究員が「メタンならどうかしら」と操作。
メチル基を物質にドラッグ&ドロップして追加。
黒板は緑色に。どうやらOKのようです。
もう一人の研究員が、「これは採用」と、成功例をつかみ取るようなジェスチャー操作で保存します。
そのとき、ローラが登場。
指示を与えます。
黒板を離れてキャットはソファに腰掛けると……
テーブルにも巨大なタブレット。
ホログラムで立体データが登場。
立体データはジェスチャーで操作可能。
大きくしたり小さくしたり。
また、画面から飛び出た先端が丸いポールをつかんで操作することもできます。
もちろん音声操作も可能。「いいわ。お願い」と呼びかけるキャット。
遠隔地の作業員はキャットの指示を確認。
銀色の奇妙な装置の電源をON。
「それいけ」と、船から装置を海にまきました。
投げ入れられた装置は、自律的に海中に広がって移動していきます。
実は、これは海中の様子を記録する自動撮影カメラ端末。全自動で研究データを収集してくれます。
おかげで海中の生物の状況を遠隔地でもリアルタイムに観察できるというわけです。
会議が終わったキャットは休憩に。
そのとき、リストバンド端末に新しいプロジェクトのオファーが届きました。
外の景色を見ながら、しばしの休憩。仕事はいつでもどこでもできるのだから……。
すでに3Dホログラムを用いたHMD「Windows Holographic」や、84インチの巨大なタッチディスプレイ端末「Surface Hub」を発表したMicrosoftですが、それらの技術がもたらす「近未来」を表現したコンセプトムービー「Productivity Future Vision」からは、Microsoftが創り出そうとしている世界観がはっきりと伝わってきます。
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