透明度100mの聖なる泉「セノーテ」をGoProで撮るとこうなる
世界中に綺麗な海や湖は数あれど、驚くべき透明度だったのがメキシコの「セノーテ」。興奮のあまりGoProでバシバシ撮ってしまいました。
ブエノスディアス(スペイン語でこんにちわ)!世界新聞特命記者の松田隆太です。
これまで8ヶ月間ぐるっと世界を周ってきて、色んな景色を見てきました。山や海や湖や、もちろん自然だけではなく人工的な建築物なども。その中でもここメキシコにある神秘の泉「セノーテ」は特に綺麗でした。今回はセノーテの魅力をお伝えします。
◆セノーテとは?
Wikipediaのセノーテの記事によると「セノーテ (cenote) はユカタン半島の低平な石灰岩地帯に見られる陥没穴に地下水が溜まった天然の井戸、泉のこと」。
今回僕達が向かったのは、数あるセノーテの中でも有名な「グラン・セノーテ」(Grand CenoteとGreat Cenoteの2通りの記載がある)。現地のツアー会社・Aquappliによると、グラン・セノーテの透明度は100m以上のところもあるそうです。
カンクンという街からバスで2時間のところにあるTulum(トゥルム)という街の近くにあります。場所はコチラ。
◆現地へ
トゥルムのバスステーションからタクシーで約10分、60ペソ(約480円)。グラン・セノーテの入口に到着です。
入口には入場料や、シュノーケルのレンタル費用などが表示された看板が。(2014年2月3日時点)
入場料150ペソ(約1200円)を支払い、腕にリストバンドを付けてもらうと入場できます。
看板に導かれるように奥に進んでいくと......
ここが、グラン・セノーテだそうです。
階段を降りると小屋があり、そこでシュノーケルセット80ペソ(約640円)やロッカー30ペソ(約240円)を借りることができます。
泳げない人も大丈夫!ライフジャケットを借りて浮かぶこともできます。
◆いざ、神秘の水中へ
シュノーケルセットを身に着け、準備万端!
もちろんカメラはGoPro!水中ハウジングを付けています。GoProについては世界新聞に掲載した「世界一周中の僕がGoProを手放せない7つの理由」に詳しく書いています。
水温は思っていたよりも冷たくなく、スムーズに入れました。プールぐらいの水温です。
入っていきなり、透明度の高さに驚きました!クリアな視界に本当に水の中かと疑うほど!しっかり写っています。
少し進むと地上からセノーテに降り注ぐ太陽光がしっかり見えるスポットに。
◆セノーテの最大の魅力、光のカーテン
セノーテといえば「抜群の透明度」と「光のカーテン」です。まるでオーロラのような揺らめきはずっと見ていても飽きません。
今回はシュノーケリングだったので息の続く限り見ていました。動く光のカーテンはコチラの動画で確認できます。
Grand Cenote~光のカーテン~ - YouTube
まるで洞窟の中を覗きこむ様な写真。もちろん水中です。
扇形の光のカーテン。奥の人の手が水面に映って手が4本になっていますね。
水上から見ても綺麗に底まで確認できます。
◆逆ウユニ!?水面に映る鏡張り
クリアな水中、波のない水面という条件が揃えばこのような景色に出会えます。こちらは水中から見た写真です。
こうやって水面を境にミラーリングされるんです。ウユニの逆バージョンです!ウユニも美しい景色でしたが、こちらも負けていません。
少し水面が揺れていますが、亀もしっかり映っています。
ウユニ塩湖の写真については世界新聞に書いたこちらの記事をどうぞ。
【ウユニ塩湖2015】朝、昼、夕、夜4つの顔 | 世界新聞
http://sekaishinbun.net/2015/02/01/uyuni-2015/
◆オススメの時間帯は朝の8時~10時半頃
セノーテに行く時は断然、朝の時間をオススメします。まず人が少ないのでのんびり泳げます。10時頃から人が増え始め、特にダイバーやツアーの人達が到着するのが10時半ごろなので、それまでがゴールデンタイムではないかと思います。この写真は10時頃に撮影したもの。
そしてもう一つ、前日に舞い上がった砂などの浮遊物が一晩かけて沈殿するので朝一番はとても浮遊物が少ないです。砂などを巻き上げてしまった場合、この様な状態になります。まぁこれはこれで綺麗ですが……。
このグラン・セノーテは立地上、午後になると日が差し込みにくくなるそうなので、やはり午前中に行くことをオススメします。
さて、いかがでしたか?メキシコが誇る聖なる泉セノーテ。ここまで透明度が高い水の中に入ったのは初めてで、終始興奮していました。是非、メキシコに来る機会があればセノーテに足を運んでみてはいかがでしょうか。今まで見た事のない世界が待っていると思いますよ。
文・取材:松田隆太 http://matsuda-cho.com
監修:世界新聞 sekaishinbun.net
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