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悪魔崇拝系バンドがCIAの拷問に使われた曲の使用料として666,000ドルを請求


アフガニスタンやイラクで拘束した囚人の拘留・尋問のために使われていたグァンタナモ米軍基地では、CIAがテロ容疑者に対して非人道的な「拷問」を行っていたことから、2009年1月にオバマ大統領の命令で閉鎖となっています。そんな「拷問」の恐るべき詳細が2014年12月9日に公開された「強化尋問テクニック」に関する報告書によって明らかになっていますが、強化尋問の中で楽曲を無断で使用されていた、カナダのインダストリアルバンドのスキニー・パピーが、アメリカ国防総省(ペンタゴン)に対して補償金として66万6000ドル(約7876万円)を請求しました。

Vancouver band demands compensation after learning music used for Guantanamo Bay torture | CTV News
http://www.ctvnews.ca/canada/vancouver-band-demands-compensation-after-learning-music-used-for-guantanamo-bay-torture-1.1671312


「強化尋問テクニック」の報告書によると、グァンタナモ基地内で「テロに関する貴重な情報を得るため」として長時間にわたって繰り返し溺死寸前の状態に追い込む「水責め」、180時間以上の「睡眠禁止」、直腸からの「栄養摂取」といった非人道的な「拷問」が行われていたことが分かっています。

By Truthout.org

拷問の中には「長時間にわたって耐えがたいほどの大音量でデスメタルバンドなどの音楽を聞かせる」といったものも存在しており、メタリカRage Against The MachineQueenエミネムデヴィッド・グレイ、スキニー・パピーといったノイズ系・ロック・ヘヴィメタルなどのバンドの曲が使われていたとのこと。

これを受けたスキニー・パピーはペンタゴンに対して、無断で楽曲が使用された補償金として66万6000ドル(約7876万円)を請求。この請求額は「悪魔の数字」と言われている「666」に由来するものと見られます。バンドのメンバーは収容所内で拘留者に損害を与えるために楽曲が使用されたことに怒りを覚えており、キーボーディストであるCevin Key氏は、「どんな音楽であっても、休憩もなしに大音量で6時間~12時間も聞きたいとは思わないだろう。CIAは我々の音楽を他者を傷つける本当の『武器』として無断で許可なく使用した」とコメントしています。

By Stephen Melkisethian

また、「拷問」のプログラムは2名の心理学者によって考案されており、8100万ドル(約95億7000万円)もの報酬が支払われていたとのことですが、正確な情報を入手する有効な手段ではなかったことが指摘されています。この点に関してはバラク・オバマ大統領も「違法的な横暴」であると非難しました。

なお、スキニー・パピーの音楽は以下のムービーで試聴することができます。

Skinny Puppy - Illisit (Weapon 2013 Official Music Video) - YouTube

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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