デザイン

中国のスマホメーカーが「iPhone 6は我社のパクり」とAppleにクレーム


中国の小さなスマートフォンメーカーが、「iPhone 6のデザインは自社の製品のデザインをパクったものだ」と主張してAppleに書面を送付。その書面の内容を公開しています。

百加手机的微博_微博
http://www.weibo.com/2979521872/ByOQ1oHO6

Appleにクレームをつけたのは中国のスマートフォンメーカーDigione。Digioneの主張は「AppleのiPhone 6のデザインはDigione製のスマートフォン『100+V6』のデザインをパクったもので、Digioneの意匠権を侵害している」というもの。なお、100+V6のデザインはiPhone 6発売前の2014年7月に中国の意匠権(201430009113.9)を取得済みです。

これが問題の100+V6。よく見るとフロントカメラの位置やSIMスロットの形状など細部は違いますが、どことなくiPhone 6に似ています。


丸みを帯びたエッジの処理はiPhone 6と同じ。


この写真では、むしろ「100+V6はiPhone 3GSのパクリもといインスパイヤなのでは?」という気がしないでもありません。


なお、Appleへの書簡では、iPhone 6が権利侵害にあたることと共に「潜在的な訴訟のリスクがあるので早急に話し合うべきである」と主張しています。


もっとも、この書簡は2014年9月2日付けでAppleに送付されていますが、Apple側からかんばしい反応が得られないためか、2014年12月になってDigioneはSNS微博(ウェイボー)上で書簡の内容の公開に踏み切っています。今後もAppleによる生温かい視線をDigioneが浴び続けるのか、それともDigioneがAppleを相手に訴訟に打って出るのか。

なお、中国ではAppleがiPadの商標権を約50億円で買い取るハメになったり、Siriをめぐる特許侵害訴訟で敗訴したりと何が起こるのか分からないため、Digione対Appleの争いの行方も予断を許しません。

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in モバイル,   ハードウェア,   デザイン, Posted by darkhorse_log

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