ハードウェア

Android 5.0 Lollipop採用タブレットNexus 9が日本発売直前に分解され中身が公開される


新しいガジェットが登場するとどこよりも早く分解して中身を公開することで知られるリペア集団「iFixit」が、2014年11月3日にアメリカで発売されたばかりの新型タブレット端末「Nexus 9」をさっそく分解しています。

Nexus 9 Teardown - iFixit
https://www.ifixit.com/Teardown/Nexus+9+Teardown/31425

Nexus 9の中身がどうなっているのかは以下のムービーで確認できます。

The Nexus 9 Teardown Review - YouTube


Nexus 9はHTC製の9インチクラスタブレット。サイズは縦153.68mm×横228.25mmで厚さは7.95mm。


重さは425gで8.9インチのIPS液晶ディスプレイを採用しています。


背面カバーは接着されておらずクリップ留めなので、工具を使わず比較的容易に取り外せます。


背面カバーを取り外すとこんな感じ。


リアカメラのコネクターはマザーボードの下に隠れているのでカメラを外すにはマザーボードの取り外しが必要なのが難点とのこと。


リアカメラは800万画素・F値2.4のレンズに焦点距離は35mm換算で29.2mm。オートフォーカス対応でLEDフラッシュ付き。なおカメラの型番は「3BA804P1 K1419 A 1.0」


バッテリーはかなり強力な接着剤で固定されているとのこと。


バッテリー容量は6700mAh。これはiPad Air 2の7340mAhより少なくiPad mini 2の6471mAhよりは少し大きいくらい。


フロントカメラの取り外しは薄いフラットケーブルをコネクタから取り外すのに慎重な作業が必要とのこと。


フロントカメラは160万画素でF値2.4で型番は「3BF105P1 Y1428A1.0」。720pのムービーの撮影が可能です。


銅製のシールドをベリベリ剥がして……


アンテナ基板を取り外すとこんな感じ。右のオレンジ色の薄いフラットケーブルにアンテナ線が組み込まれています。


これがNexus 9のマザーボード。


赤枠が超パワフルな性能を誇るNVIDIA製SoC「Tegra K1


オレンジ枠は2GBメモリ「FA164A2MA」でエルピーダ製。


黄枠がSamsung製の16GB・eMMC「KLMAG2GEAC


スピーカーはこんな感じのユニット。


バイブレーターはiFixit製のツール「Jimmy」でホジホジと取り外せます。


最後にディスプレイの取り外し。ディスプレイはフレームに強力な接着剤でがっちり固定されているのでしっかりと温めて接着剤を溶かしてから取り外します。


接着剤が溶けたらピックのようなオープナーを隙間に入れてゴシゴシ。


液晶パネルを取り外すとこんな感じ。


iFixitによる分解(修理)難度は10段階の「3」。「10」が最も簡単で「1」が難しいので、Nexus 9は分解が難しい部類に入ります。


分解難度が「3」である理由として、「リアケースが簡単に外せること」「バッテリーが接着剤で固定されていること」「テープや細いデリケートなケーブルが使われていること」「ディスプレイがフロントガラスとくっついていること」「ディスプレイガラスがフレームに強固に接着されていること」が挙げられています。


なお、Nexus 9はGoogle Playストアで明日、2014年11月6日(木)に日本でも発売予定です。

Nexus 9 - Google

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
Googleから「Nexus 9」がついに登場、NVIDIA Tegra K1と「Android 5.0 L」搭載のHTC製64bitタブレット - GIGAZINE

「Nexus 9」の実機レビュームービーが登場、片手持ちだとやや辛いサイズ - GIGAZINE

新OS「Android 5.0 Lollipop」には一体どのような新機能があるのかまとめ - GIGAZINE

「Tegra K1」がiPhone 5sやNexus 5のプロセッサよりも優秀であることを示すベンチマーク結果が登場 - GIGAZINE

「Nexus 9」が2014年秋にも発表されることがNVIDIAの法的文書から発覚 - GIGAZINE

in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.