Squareに関する間違った10の都市伝説とその真相
By Ian Lucero
スマートフォン・タブレットなどのイヤホンジャックに正方形のデバイスを取り付けることで、いつでもどこでもクレジットカード決済を可能にするのが「Square」です。2013年から日本語版の提供も始まっており、街中の店頭などでも見かけるようになりましたが、Squareに関して流れている「間違った10の都市伝説」に対する正しい答えを公式ブログで回答しています。
Myths about Square - The Official Square Blog: Town Square
https://blog.squareup.com/townsquare/posts/top-10-myths-about-square
◆01:Squareは高価である
Squareは無料で在庫管理・売上高データ・送り状作成・eコマースソリューションといったPOSシステムを提供します。必要な料金はスワイプ1回ごとの一律手数料3.25%のみとなっており、これ以外の追加料金はありません。もし大量販売規模のビジネスにSquareを利用したい場合は、カスタム価格で対応することも可能とのこと。
◆02:Squareは安全じゃない
SquareはPCIコンプライアンスに沿って顧客のデータを保護します。全てのカード決済処理をモニターしています。カード処理システムはPCIデータセキュリティスタンダードのレベル1に準拠しており、Squareのオーナーの端末にカード利用者の情報が残ることはなく、取引情報はスワイプした瞬間から暗号化し、Squareのサーバーにトークン化して保存しているとのこと。さらなる詳細はSquareのセキュリティページから読むことができます。
◆03:Squareにはカスタマーサービスや電話サポートが存在しない
Squareのオーナーは電話・メール・Twitterなどで連絡することでサポートを受けることができるほか、SquareヘルプセンターからSquareの利用に関する記事を検索することも可能です。
◆04:Squareは小企業だけに向けられたサービスである
Squareは食品トラックからコーヒー・フランチャイズまであらゆる形のビジネスに対応できます。専用のPOSレジアプリによってデジタルインボイス・在庫管理・予定登録・分析ツールなど仕事を合理化する機能を備えており、さまざまなビジネスの重要なツールとして使用可能です。
◆05:Squareのビジネスは苦戦している
ウォール・ストリート・ジャーナルやForbesが「資金繰りに苦戦するSquareがApple・Google・PayPalなどと会社の売却を交渉している」と報じています。このうわさに対してSquareは「私たちの資金は問題なく資本化されており、従業員や新製品の投資に充てられています。長期的展望で今後もビジネスを続けていく予定で、うわさは誤りです」と否定しています。
◆06:Squareは隠れた手数料を徴収している
スワイプの回数制限や契約ごとの手数料の違いなどは全くありません。Squareの利用に必要な手数料は、スワイプ1回につき「3.25%」のみでとてもシンプルです。
◆07:Squareは「決済異議申し立て」によって利益を得ている
Squareリーダーで決済した購入者がカード発行会社に異議を申し立てることを「決済異議申し立て」と呼びます。申し立てが発生した場合、Squareは事業主(リーダーの持ち主)の代理として問題の解決に務めますが、追加費用を請求することはありません。
◆08:Squareは単なるクレジットカードリーダー
Squareのコンセプトはビジネスの決済部分を受け持つという珍しいサービスです。クレジットカード決済にも関わらず、翌営業日入金という素早い対応ができることや、POSレジアプリによってビジネスに必要なさまざまなツールを利用することが可能です。
◆09:Square製品の信頼性
Squareでクレジットカード決済を行う製品は「Squareリーダー」と「Square Stand」の2つ。Squareリーダーは世界最小のクレジットカードリーダーで、素早く安全な決済が行えるように設計されており、Wi-Fiがない場所でもオフラインモードで動作します。Square Standは日本では未発売ですが、優れたデザインの製品に贈られるIDEA賞を受賞しています。
◆10:SquareはApple製品でしか動作しない
SquareはiPhone・iPad・iPod touchといったiOSデバイスだけでなく、Nexus 5・Nexus 7・Asus Memo Pad HD 7・Arrows Tab・HTC J One・Huawei・Lenovo Idea Pad・Galaxy Sシリーズ・Galaxy Noteシリーズ・Xperia A・Xperia Tabletなど、多くのAndroidデバイスにも対応しています。
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