レビュー

1200円でゲットできる格安照度計「LX1010B」を試してみました


消防法労働安全衛生規則には作業を安全に行えるように最低限必要な照度が定められているように「明るさ」は人間の作業性を大きく左右します。そこで、毎日長い時間過ごす場所の照度を知っておきたいもので、それには明るさを数値化してくれる照度計が非常に便利。とは言え、そう頻繁に使うわけでない照度計なので、なるべく安くかつ間単に使えるシンプルなものはないものかと探してみたところ、なんと約1200円と格安の照度計「LX1010B」を発見したので、さっそくゲットして試してみました。

LX1010B Digital Lux Meter - 1305869871.pdf
(PDFファイル)http://doc.diytrade.com/docdvr/1306637/21405093/1305869871.pdf

外観チェック
照度計「LX1010B」は白い箱に入っていました。


箱の中には黒い専用ケース。


開けると中には説明書。


説明書は英語バージョンと……


中国語バージョンの2種類があり。


説明書の下にLX1010Bと9Vの乾電池が入っていました。


LX1010Bは光を感じるセンサー部分とディスプレイがついた本体部分がコードでつながった2ピース構造です。


電池を装着した状態での重さは実測で169gと軽量。


片手で持てなくはないものの、バランスが悪いので両手で持つ方が無難です。


測定するときにはセンサー部分に取り付けられているカバーを外します。


本体裏から電池を装着しようと……


フタを外すとなぜか傷だらけ……。


9V電池は写真手前側が「+」になるようにセットすればOK。


液晶保護フィルムを外せば準備完了です。


使ってみた
本体上部に「50000」「20000」「2000」のスイッチがあり、その下には「HOLD」「(電源)ON」「(電源)OFF」のスイッチがあります。上部スイッチの数字は、それぞれ測定できる最大照度となっており、測定する明るさに応じて適切なスイッチを選んで使います。


例えばスイッチを「2000」に合わせた場合、1ルクス(lx)単位で2000lxまで測定することが可能です。


スイッチを「20000」に合わせた場合は、表示される数字を10倍すれば照度が計算でき……


「50000」に合わせた場合は、100倍すれば照度が計算できます。なお、スイッチを「HOLD」にすると、その時の照度を表示したままにできるので、場所を移動して照度を比較するときに便利です。


さっそく照明の真下にLX1010Bを置いて照度を測定してみました。


照度計「LX1010B」を使ってみた - YouTube


机の上は、約1200lxであることが分かりました。しかし、2万lxスケールや5万lxスケールで測定すると、それぞれ「134」「013」と表示されるので、大きなスケールではやや大きめの数値になる傾向があるようです。


なお、照明との距離を近づけると当然ながら照度は増加しました。


いろんな場所の照度を測定して感じたのは、「明るさ」という感覚に応じた数字が計測されるということ。絶対的な明るさではなく、相対的な明るさを知るためにLX1010Bはもってこいのツールだと言えそうです。


照明の明るさを表す数値には光の広がりを考慮するためルーメン(lm)が用いられることが多く、1平方メートルあたりのルーメン数であるlxは基準としてあまり用いられないため、照度計で測定できる数値を絶対的な基準として使うことはまずありません。しかし、感覚としての「明るさ」を相対的に数値化するためのツールとして照度計はなかなか便利で、例えば、自分が仕事や勉強が捗る値を事前に調べた上で、家電量販店の照明コーナーで好みに合った照明を探すなどの使い方ができそう。

LX1010Bは、Amazonで1199円(送料込み)と手ごろな価格なので、1台手元にあると、「一体、数あるLED電球の中でもどの商品が明るいのか?」や「かいわれ大根の栽培に最適な照度はどれくらいなのか?」など日々のさまざまな探求に役立ちそうです。

Amazon.co.jp: 小型ポケットサイズデジタル照度計Lux: DIY・工具

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in レビュー,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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