創業100年以上の歴史を誇り開店前から行列のできる「きしもと食堂」に行ってきた
沖縄では「そば」というとそば粉で作ったそばのことではなく、灰汁などを使った独特の麺を使用し、魚介や豚などで出汁を取った「沖縄そば」のことを言います。沖縄の本部町にある「きしもと食堂」は1905年創業で、行列ができる沖縄そばの代表的なお店です。ジェットスターで関空から那覇のチケットを990円でゲットしたので、お店に行ってきました。
住所は「沖縄県国頭郡本部町渡久地5」で、近くに新垣ぜんざい屋があります。
きしもと食堂の前に着くと……
開店前に7人ほどの行列ができていました。平日でも開店前に行列ができるので、観光シーズンや休日はもっと混みそうです。
お店の前には調理用の薪が置かれています。
11時になり開店。
お店に入るとこんな感じ。大量にサインが飾られていました。
席はテーブル席と……
座敷席があり、カウンター席はありません。
メニューは「そば大(税込650円)」・「そば小(税込500円)」・「手作りジューシー(税込250円)」。今回はそば小と手作りジューシーを注文してみます。
調理している様子はあまり見えませんが、鍋が確認できました。
待つこと10分としないうちにそば小と手作りジューシーが到着。
そば小には中央にねぎ
豚肉2枚
かまぼこが載せられています。
麺はやや太めで、スープは茶色く透明感があります。
まず麺をすすってみると、悪くいうと「もそっ」とした感触で、うどんと中華麺の真ん中ぐらいの食感で少しモチモチしています。スープは豚をベースに魚介の味が感じられ、脂っぽくなく、塩分も薄めで老若男女に好まれそうな味に仕上がっていました。
豚は軟らかく煮込まれており、口の中で「ほろり」と崩れます。甘味も感じられますが、あまり味が濃くない点もグッド。
豚バラ肉は脂分が抜けており、食べやすい作りになっています。
沖縄そば独特のかまぼこも、魚介だしのスープと良く合っていました。
スープはあまり味が濃くないものの、後を引くどこかほっとする味。
麺や具を食べ終わった後に、沖縄そばに忘れてはならない調味料「コーレーグス」を発見。
アルコールを抜いた泡盛に島唐辛子が大量に漬け込まれており、ちょっと辛そう。
スープに入れて飲んでみます。
泡盛のまろやかな旨味と唐辛子の辛味がスープに加わり味が変化。少量であればそこまで辛くはないものの、入れる量に気をつけた方が良さそうです。
ジューシーは沖縄風の炊き込みごはんで、多くの沖縄そばのお店で取り扱っています。
ねぎ・かまぼこ・豚肉
しいたけもにんじんも入っていました。
一言でいうならかやくごはんに近い味付けですが、脂も入っているのでお米がパラパラしています。味付けは魚や豚肉などの出汁がご飯にしっかりと染みこんでおり、塩分もあまり濃くないので、沖縄そば同様に食べやすい味付けになっています。
きしもと食堂の営業時間は11時からおよそ17時半までで、売り切れ次第終了。定休日は水曜日になっています。近くの新垣ぜんざい屋は月曜日が定休日なので、一度に回るのであれば月曜日に行くのも避けたほうが良さそうです。
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