取材

ラオスの日本食ビュッフェでは意外なモノが回っていた



回転寿司といえばベルトコンベアを使って寿司を提供する日本が生んだユニークな技術で、発展版として肉やホルモンがレーンを流れてくる「回転焼肉」もあるようですが、ラオスでは更にユニークなものが回っていました。

こんにちは!世界新聞特命記者の植竹智裕(うえたけともひろ)です。世界一周中の僕は現在、7ヶ国目・ラオスのルアンパバーンにいます。(赤線は空路、青線は陸路で移動)


◆ビエンチャンで見たユニークな日本食ビュッフェ
ラオスの首都ビエンチャン。タイとの国境が近いこの街も、外国からの観光客で賑わっています。写真はビエンチャンのランドマーク、パトゥーサイ


Rue Samsenthaiという通りで見かけた日本料理のお店。


ラオスの日本食を試してみようと入ってみると、90分制で8万9000キープ(約1120円)のビュッフェ(食べ放題)でした。


店内に入ると……カラフルな何かが目まぐるしく動いています!日本の回転寿司でお馴染みのベルトコンベアです!まさかラオスで目にするとは思ってもいませんでした……。


しかし、よく見てみると回っているのは……寿司ではない!?


魚肉、豚肉、鶏肉、牛肉の他、魚の練り物や……


パクチー、ネギ、カボチャなどの野菜……


春雨や麺など何かの具のようです。


カウンター席には電気コンロが一人一台用意されています。


実はこちらのSabaidee Shabu Shabuというお店、回って来た具を目の前の鍋に入れて食べる、回転しゃぶしゃぶのお店でした。


◆回転しゃぶしゃぶの楽しみ方
トムヤム風味(辛口)かノンスパイシーかを聞かれるので、今回はトムヤム風味を選んでみました。すぐにトムヤムスープが入った鍋が運ばれて来て……


スイッチを入れて、スープがグツグツ沸いてきたら食べ頃です。


後は好きな具をベルトコンベアから取って鍋に入れて……


火が通ったら皿によそって食べるだけ。生姜、唐辛子、レモングラスなどが入っていてトムヤムスープ特有の辛味と酸味があります。


日本のしゃぶしゃぶと違ってスープが真っ赤なので、何を入れたのか忘れてしまって闇鍋状態……。


手元にコンロのスイッチがあるので、自分のペースでしゃぶしゃぶを楽しむ事が出来ます。


店員さんの目も行き届いていて、頻繁にお皿を下げてくれて、スープが少なくなったら注ぎ足してくれます。


◆選択肢は豊富
しゃぶしゃぶだけでなく、カリフォルニアロールやカラフルな巻物……


炒飯、麺などの主食や……


フルーツなどのデザートも食べ放題に含まれています。


◆オリジナルソースを作ってみた
チリソースやナンプラー、レモン果汁、醤油、わさび、刻みニンニクなど調味料も揃っていました。


トムヤム味に飽きてしまったので、醤油と生卵と刻みニンニク、パクチーを混ぜてオリジナルのタレを作ってみました。久々に食べるニンニク醤油……。旅を始めて2カ月半、涙が出るような懐かしい味です。鶏肉や魚肉にもとても合います!


こうして数種類のソースを使い分ければ味に飽きる事もありません。


◆お一人様にも大好評
家族で楽しめるだけでなく、一人でも利用しやすく、注文の手間も省けるので忙しい日本のサラリーマンや女性にも喜ばれそうです。


◆海外で見たビジネスのヒント
回転寿司は日本中で目にしますが、しゃぶしゃぶの具をベルトコンベアに乗せて提供する回転しゃぶしゃぶの店は見た事がありませんでした。

ちなみにフランス・パリには回転フランス料理なるものが存在するようです。

上質なフランス料理がレーンを回ってくる「回転フランス料理」に行ってきた ‐ GIGAZINE


このように、海外でユニークな発展を遂げた日本の技術や文化に目を向ける事で、新しいビジネスに繋がるヒントになるのではないでしょうか。もしかしたら日本でも10年後には回転寿司だけでなく、回転ビュッフェ形式で料理を提供する飲食店が増えているかも知れません。この記事が誰かの、日本での新たなビジネスのアイデアに結び付けば幸いです。


文・取材:植竹智裕 https://twitter.com/hiro_uetaken

監修:世界新聞 sekaishinbun.net


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in 取材,   , Posted by logc_nt

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