ビールも飲める「大人ケンタッキー」でファストフードの域を超えた「五穀味鶏のやわらかコンフィ~ハツと砂肝添え~」を堪能してみました
オフィス街として知られる東京・大手町にある読売新聞東京本社ビル内に、「大人ケンタッキー」なる新しい形態の店舗をKFCが2014年3月にオープンしました。オフィスワーカーをターゲットにした大人ケンタッキーでは、注文はタブレット端末で行ったり、ビールが楽しめたりと、普通のケンタッキーとはひと味違った店舗である聞き、さっそく食べてきました。
KFCをもっと楽しく! "大人ケンタッキー" ビールが飲めるオフィス街のKFC 「読売新聞東京本社ビル店」
http://japan.kfc.co.jp/news/news140312kfc.html
東京メトロ大手町駅の読売新聞東京本社ビルに到着。
ビル1階にKFC読売新聞東京本社ビル店はありました。外観はオフィスビル内の店舗らしく落ち着いたイメージです。
店内に入ると、何か違う感じが……
壁にタブレット端末が設置されています!
よく見ると、テーブル席にも……
スタンド席にもタブレット端末。
よく見ると、なんとスタンド席の壁は野球のボールが大量にディスプレイされています。
壁に貼り付けられたボール。
サインボールが展示されている模様。
これは読売ジャイアンツの現役選手のサインボールとのこと。さすがは読売新聞東京本社ビル店です。
そのほかにも英字がプリントされた半透明のパーティションや……
メタル製の仕切りなど、店内はスタイリッシュなカフェのテイスト。「オフィスワーカーをターゲットにコンセプトを"憩"とし、落ち着いた店内でモーニング&ランチ&カフェ時間帯をお楽しみいただける」とのこと。
17時を過ぎると、タブレット端末に「ご注文はタッチパネルをご利用ください。」という表示が現れました。
タッチパネルに触れるとメニュー画面に切り替わります。ディナーメニューはレジ注文するのではなく、タブレット端末で行う仕組みです。
タブレット端末を壁から取り外してしげしげと眺めると……
ドリンクの写真がビールです。「ディナー専用メニューをビールと一緒にお楽しみ頂けます」とのことで、ディナータイムにはビールも注文可能。メニューは、グラスビールとして「プレミアムモルツ(税込600円)」、「プレミアムモルツ(ハーフ&ハーフ)(税込600円)」、「プレミアムモルツ(黒)(税込600円)」、ボトルビールとして「バドワイザー(税込650円)」、「ミラー(税込650円)」、「クアーズライト(税込650円)」、「ブルックリンラガー(税込850円)」、「バスペールエール(税込700円)」、「コロナエキストラ(税込700円)」、「ヒューガルデン・ホワイト(税込850円)」と充実したラインナップです。
タブレット端末はあまり見かけない端末でKFCオリジナルのようです。
本体の裏面には「テーブルターミナル」という文字。
タブレット端末で実際にディナーメニューを注文してみました。
大人ケンタッキー「読売新聞東京本社ビル店」の注文はタブレット端末で! - YouTube
タブレット端末で注文内容と会計の確認もできます。
大人ケンタッキー「読売新聞東京本社ビル店」のタブレットで注文内容を確認する - YouTube
ファストフード店で後払いで注文するというのはなんだか不思議な感覚。注文から1分くらいの爆速で注文した「ペプシコーラ」(税込300円)がテーブルに運ばれてきました。店員さんが配膳してくれるのですが、この後出てくる料理を考えてスペースを広く空けつつ、端から順に机に配置してくれるようです。
さらに5分経たないうちに注文した「フィッシュ&チップス」(税込600円)がやってきました。取り皿とフォーク・ナプキンも用意されています。
ハインツのケチャップ&マスタードと……
KFC特製タルタルソース(2袋)もセットです。
ここまで非常に素早く料理が運ばれてきましたが、メインディッシュの「五穀味鶏のやわらかコンフィ~ハツと砂肝添え~」(税込1100円)がなかなか登場せず……。20分ほど経ってから、ようやく待ちかねた料理が運ばれてきました。
机の上に並べられた料理はなかなか豪華。さっそく食べてみます。
まずは五穀味鶏のやわらかコンフィ~ハツと砂肝添え~から。五穀味鶏のやわらかコンフィ~ハツと砂肝添え~は2日前までに事前予約することで持ち帰り可能な特別メニュー「カーネル ディッシュ」の中の一品。持ち帰り用のカーネル ディッシュは簡単な調理が必要ですが、大人ケンタッキーでは調理した状態で料理を提供してもらえるというわけです。
鶏肉は「たっぷり汗をかいた」状態で、見ているだけで食欲がそそられます。
表面にはゆず胡椒もたっぷり。
脇を固めるのは砂肝と……
ハツ。
長ネギ。
さっそく五穀味鶏にナイフを入れると想像以上に柔らかい肉。低温の油の中でじっくりいるようにお肉に火を入れるコンフィらしく、きれいなピンク色です。
お皿の上にはしたたる油。このしずる感はたまりません。
パクリと食べると、ゆず胡椒の香りが先に来ますが、後から肉の甘みが口に広がります。通常メニューのフライドチキンとはまったく違う上品な味で、ファストフード店で出される料理のレベルを明らかに超えており、見た目ほど脂っこくないためパクパクいけました。
五穀味鶏は骨付きのもも肉。
中までしっかり火が通った身は骨離れがよく、骨に沿ってナイフを入れれば……
簡単に切ることができます。
続いて砂肝をパクリ。塩コショウはそれほど強くないので、砂肝本来の味を楽しめます。
長ネギはとても甘いので、五穀味鶏や砂肝を食べた後の口直しにもピッタリです。
続いてフィッシュ&チップス。
フィッシュはスケソウダラを使っており、表面の衣はサクサク。
表面は固めなので、しっかりとナイフを入れる必要があります。
パクリ。サクサクの衣の中の白身はホクホクと柔らかくあっさりした味。
特製タルタルソースをかけると甘みがグーンと増します。タルタルソースと白身魚の相性は抜群で、たっぷりとかけるのがオススメ。なぜタルタルソースが2本用意されているのか実感できます。
チップスとはフライドポテトのイギリスでの呼び名。フォークでさくっと突き刺せるくらい柔らかいポテトです。
チップスにはケチャップが良く合います。
完食。五穀味鶏のやわらかコンフィ~ハツと砂肝添え~とフィッシュ&チップスの組み合わせは成人男性でも食べきるのが難しいほどのボリュームでした。
お会計はレジではなくテーブルで。どこまでも「大人」な雰囲気が満載の大人ケンタッキーです。ただし、店員さんをタブレットからは呼べないので、レジまで呼びに行く必要があるのはちょっと不便でした。
ビールが楽しめる「大人ケンタッキー」読売新聞東京本社ビル店は、17時から22時までディナーメニューが楽しめます。ただし、平日のみの営業なので注意が必要です。大手町駅前の便利な立地なので、仕事帰りにちょっと贅沢な夕食を味わったり、種類豊富なビールを楽しんだりするのにはもってこいのお店と言えそうです。
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