データを圧縮転送してChromeを高速化する拡張機能「Data Compression Proxy」
AndroidとiOS版のChromeにはSPDYプロトコルですべてのHTTPトラフィックをGoogleのサーバーに転送することで、データ使用量を最大で50%削減してウェブブラウジングを高速化できる「データ圧縮と帯域幅管理機能」が備わっています。この帯域幅管理機能をPC版Chromeでも使えるようにして高速ブラウジングを実現するChrome拡張機能が「Data Compression Proxy」です。
Chrome ウェブストア - Data Compression Proxy
https://chrome.google.com/webstore/detail/data-compression-proxy/ajfiodhbiellfpcjjedhmmmpeeaebmep
インストールするには「無料」をクリック。
「追加」をクリック。
すると画面右上に緑色のマークが出現しており、アイコンをクリックすることで機能をオン(緑色)・オフ(赤色)に手動で切り替えられます。SSLやTLSで暗号化されたHTTPSのトラフィックは転送できないので、ウェブサイトによってエラーが発生することがありますが、自動で機能をオフにして30秒後に転送を再開する機能も備わっています。
YouTubeやニコニコ動画などでは、Data Compression Proxyをオンにしているとムービーの読み込みに失敗することがあります。自動オンオフ機能によって「30秒ごとにムービーの読み込みに失敗する……」という事態を避けるため、動画サイト閲覧時は手動でオフにしておくべきです。
なお、Chromeから「chrome://net-internals/#bandwidth」にアクセスすると、リアルタイムで帯域幅を表示可能。「Original (KB)」に記載されているオリジナルの転送量から、「Received (KB)」の実際に受信したデータ量を引いた「Savings (KB)」の数値を見れば節約できたデータ量を確認できます。「Savings (%)」は節約できたデータ量の割合が表示されています。
Data Compression Proxyをオン・オフの状態でGIGAZINEのトップページを開き比べてみたところ、読み込み速度は体感でわかるほど早くなりました。Googleの公式拡張機能ではありませんが、インストールも機能のオン・オフ操作も簡単なので、1度入れてみても損はないはずです。
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