「ソーシャル・ネットワーク」のデヴィッド・フィンチャー監督がジョブズの伝記映画を撮る計画が進行中
by Elen Nivrae
Facebookを創設したマーク・ザッカーバーグを描いた映画「ソーシャル・ネットワーク」を監督したデヴィッド・フィンチャーが、今度はスティーブ・ジョブズの伝記映画を作るとVarietyなどが報じています。
David Fincher in Talks to Direct Aaron Sorkin’s Steve Jobs Biopic | Variety
http://variety.com/2014/film/news/david-fincher-steve-jobs-sony-1201118721/
David Fincher in Early Talks to Direct Steve Jobs Film for Sony (Exclusive) - The Hollywood Reporter
http://www.hollywoodreporter.com/news/david-fincher-early-talks-direct-682860
これは正式に発表された情報ではないのですが、Varietyは、フィンチャー監督が脚本家にアーロン・ソーキンを、プロデューサーにスコット・ルーディンを迎え、ソーシャルネットワーク同様にソニー・ピクチャーズ エンタテインメントから映画を公開するべく話し合いを進めていると報じています。
デヴィッド・フィンチャー監督の「ソーシャルネットワーク」予告編は以下から見ることができます。
映画『ソーシャル・ネットワーク』予告編 - YouTube
ジョブズはマーク・ザッカーバーグと同様に描くのが非常に難しい人物だと言われています。Appleではいくつかの革新的な商品を作り、最も優れた革新者の1人だと言われることもありますが、同時にAppleを追放されたり、中国の工場で労働者を過酷な状況で働かせているとして批判を浴びたこともありました。2013年には俳優のアシュトン・カッチャー主演で映画「スティーブ・ジョブズ」が公開されましたが、Appleの共同創設者ウォズニアック氏は「ジョブズの映画は間違っているところがたくさんある」と指摘しています。
映画『スティーブ・ジョブズ』予告編 - YouTube
映画はWalter Isaacson氏の書いた「Steve Jobs」をベースにしており、ソニーはジョブズが亡くなった1週間後にプロジェクトを開始、映画化の権利は取得済みで、脚本は2012年に書き始められ、昨年には書き終えられているとのこと。俳優は未定ですが、今回はウォズニアック氏がコンサルタントとして映画に参加するそうです。また、映画は「Macが生まれた時、NeXTが生まれた時、iPodが生まれた時」という大きく3つのパートに分けられる、とSorkin氏は語ってます。
なお、フィンチャー監督は2011年に公開された映画「ドラゴン・タトゥーの女」に続き、2014年10月公開予定の「Gone Girl」を現在監督しているところ。もしジョブズの伝記映画の話がうまくまとまれば、Gone Girlの後に映画作りが開始されると考えられています。
by Taryn Nefdt
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