ロータス初の2輪車は映画「トロン」から出てきたようなハイパーバイク「C-01」
名門F1チーム「チーム・ロータス」の名称はもちろん、現在は主に「エリーゼ」や「エヴォーラ」などの軽量スポーツカーを世に送り出している「ロータス」のブランドに初めて二輪車が加わることになりましたが、発表されたバイクは非常に強い個性を放つモデルになっていることが判明しました。
Official website of LOTUS MOTORCYCLES | C-01 | powered by motioncompany
http://www.lotus-motorcycles.com/ready-to-roar/
低く長く設計された車体が特徴的なC-01のフォルム。タンク・ボディ一体型のカウルが印象的なシルエットを形づくっています。低く寝かされたフロントフォークと長い前後のホイールベースをみると、コーナリングよりも直進性能に振ったセッティングと想像されます。フロントフォークのキャスター角は36度と、通常のスポーツバイクの24度を大きく超えたものとなっています。
他に類を見ないほど長いボディ部分と、反比例するように短く見える後輪スイングアーム。シート直下から伸びる2本のリヤサスペンションがどこか懐かしいレーシングバイクを思い起こさせるポイントです。
なだらかな曲線を描くカウルに浮き出るカーボンファイバー柄の黒いボディにゴールドのラインは往年の「JPSカラー」を彷彿とさせます。
低く構えたフォルムがよくわかるショット。フェアリングが装着された倒立タイプのフロントフォークが非常に力強く感じられます。タイヤはフロントに19インチ、リヤは17インチと前後異径のものが設定されています。
スリムな車体と超ワイドなリヤタイヤの対比が迫力満点。カウルの内部に搭載された75度Vツイン1195ccエンジンは200馬力というハイパフォーマンスを誇り、一方の車重は181kgに抑えられているというモンスターマシンとなっています。リヤのタイヤサイズは190/55ZR17となっており、ヤマハ・YZF-R1などのスーパーバイクと同等となっています。
モータースポーツにおいてイギリスを象徴するブリティッシュグリーンに彩られたカラーリングもラインナップ。タンクすれすれにまで低く抑えられたビキニカウルがレーシーな雰囲気をかもし出します。
そして昔からのレーシングファンにはたまらない「マルティニカラー」もラインナップ。実際にロータスF1チームのスポンサーになっていたのは1979年のみですが、古き良き時代のレーシングファンにはたまらないカラーリングの一つです。
C-01の予定生産台数は100台限定となっており、開発には耐久レースであるル・マン・シリーズでロータスを走らせるドイツのレーシングチーム「コデワ」が担当しています。車体には前述のカーボンのほか、チタンや航空宇宙産業レベルの金属素材が用いられています。
車体をデザインしたのは、映画「トロン:レガシー」での車両デザインやフランスの超高級車ブランド「ブガッティ」をはじめ、フォルクスワーゲンなどのコンセプトモデル作成を手がけたこともあるダニエル・サイモン氏です。
なお、価格は未定となっていますが、スペックや用いられる素材、生産台数などを考慮すると、こちらも迫力満点のプライスがつけられることになりそうです。
ロータス・モーターサイクルズ社のウェブサイトでは、フォトギャラリーから高精細画像をダウンロードすることも可能です。
Official website of LOTUS MOTORCYCLES | C-01 | powered by motioncompany
http://www.lotus-motorcycles.com/high-res-images-lotus-c-01/
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