ゲーム

Google PlayやApp Storeから削除されたのに次々と登場するFlappy Birdのコピーゲーム


1日に5000件以上のレビューを集めていましたが、開発者の「もうこれ以上堪えられない」というコメントを最後にApp StoreやGoogle Playから姿を消した「Flappy Bird」というモバイルゲームがありましたが、その人気に乗じてFlappy Birdのコピーゲームが次々と登場し、あまりの過熱っぷりにGoogle PlayやApp Storeではコピーゲームの登録が拒否されるという事態が発生。しかしながら、今度はブラウザ上でFlapy Birdのコピーゲームが次々と登場、さらにはコピーゲームを分析してしまう人まで出てきました。

Flappy Math Saga!
http://www.lobe.io/flappy-math-saga/

Flappy Bird Typing Tutor by Mr Speaker
http://www.mrspeaker.net/dev/game/flappy/

t3hz0r
http://t3hz0r.com/post/analysis-flapmmo-attempts

Apple and Google are fighting 'Flappy Bird' clones | The Verge
http://www.theverge.com/2014/2/16/5416774/apple-and-google-fighting-flappy-bird-clones

「Flappy Dragon」というゲームを開発してGoogle PlayおよびApp Storeに申請したKen Carpenterさんによると、「アプリの名前が著名なアプリの名前を使用している」という理由で申請を却下されたとのこと。Carpenterさんは、その後ゲームの名前を「Derpy Dragon」に変更し、なんとか登録を許可されたそうです。


試しにGoogle Playで「Flappy」と検索したところ、「Flappy Pig」や「Flappy Fish」などFlappy Birdと酷似している名前のゲームが表示され、Google Playがどのような基準でCarpenterさんが作成したようなアプリの申請を却下しているのかはよくわかりませんでした。


Flappy Birdおよび、Flappy Birdと似たような名前のコピーゲームをアプリとして公開するのが難しくなったのが影響したのか、ブラウザ上にはFlappy Birdのコピーゲームが続々と登場。その1つに「FlapMMO」というものがあり、ゲーム性は通常のFlappy Birdと全く変わらないのですが、その時ゲームをプレイしている他プレイヤーが画面に表示される仕様に改造されています。FlapMMOがどういったゲームなのかは下記の記事から確認可能です。

大量のユーザーと一緒にFlappy Birdを遊べる「FlapMMO」 - GIGAZINE



画面に大量の他プレイヤーが表示されるという、なんともシュールなFlapMMOですが、そのゲーム性にのめり込み、ついには他のユーザーが挑戦した41万9000回ものプレイをデータ化し分析まで行ってしまう人が登場。例えば、FlapMMOの1分ごとのプレイ回数を表したのが以下のグラフで、なんと毎分1500回以上プレイされており、多いときでは毎分2000回以上プレイされていることがわかります。


下記のグラフはユーザーが鳥を何回ジャンプさせたかを表していて、縦軸がプレイ回数で横軸がジャンプの回数を示しています。グラフを見ると41万9000プレイの内、20万プレイ以上が5~6回のジャンプしかできていないことが判明、多くのプレイヤーが1本目もしくは2本目の土管でゲームオーバーになっているようです。ジャンプの回数が増えるということは、多くの土管をクリアしていることになり、グラフを見ると100回以上ジャンプしたプレイヤーはほとんどいないことがわかります。


FlapMMOだけでは飽き足らず、インターネットでは他のコピーゲームも登場。1つは「Flappy Math Saga!」と呼ばれるゲームで、Flappy Birdと数学を掛け合わせたゲームになっています。

Flappy Math Saga!
http://www.lobe.io/flappy-math-saga/



「Flappy Math Saga!」を実際にプレイしている様子は下記のムービーから確認できます。

「Flappy Math Saga!」を実際にプレイしてみました - YouTube


キーボードのいずれかを押すとゲームのスタートです。


ゲームを進めていくと土管が登場。しかしながら、通常のFlappy Birdでは1つしかない土管の間が2つあり、空間には数字が表示されています。空間の数字は、土管の下に表示されている「8×5」や「3×8」などの数式の答えになっていて、正解の数字を選んで進めるというルールです。


当たり判定は通常のFlappy Birdよりも甘くジャンプの高さも低く設定されていますが、頭で数式を解きながらプレイするのはなかなか難易度が高め。


9本目であえなくゲームオーバーです。


一方「Flappy Bird Typing Tutor」と呼ばれるゲームはFlappy Birdとタイピングを掛け合わせたもので、オリジナルよりも難易度がかなり上がっています。

Flappy Bird Typing Tutor by Mr Speaker
http://www.mrspeaker.net/dev/game/flappy/



実際に「Flappy Bird Typing Tutor」をプレイしている様子は以下のムービーから確認可能です。

「Flappy Bird Typing Tutor」で遊んでみました - YouTube


画面上部に表示されている英単語の最初の文字を入力するとゲームが始まります。


Flappy Birdとタイピングを掛け合わせたFlappy Bird Typing Tutorは、画面上部に表示された英単語の文字を入力するたびにジャンプする、というゲームシステムです。


英単語の文字を確認しながら、タイピングをしつつ、さらには土管にも注意しなければいけないFlappy Bird Typing Tutorは、オリジナルをはるかに上回る難易度になっています。


4本目の土管であえなくゲームオーバー。


Google PlayやApp Storeからブラウザに主戦場を移してきたFlappy Birdのコピーゲームの人気はこのまま続くのか、あるいは一過性のもので終わってしまうのか、今後の展開に注目が集まります。

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in レビュー,   ネットサービス,   動画,   ゲーム, Posted by darkhorse_log

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