取材

画質を突き詰めた結果の3次元異形デザイン、SIGMA「dp Quattro」3モデルフォトレビュー


日本最大級のカメラ・写真イベント「CP+2014」で、SIGMAはハイエンドコンデジdpシリーズのニューモデル「dp Quattro」を展示していました。

dp Series | カメラ | SIGMA GLOBAL VISION
http://www.sigma-global.com/jp/cameras/dp-series/

dp Quattroは単焦点レンズ一体型のデジタルカメラで、レンズの焦点距離別に3モデルが用意されています。こちらは19mm(35mm換算約28mm)の広角タイプ「dp1」。


こちらは30mm(約45mm)の標準タイプのd2。


レンズ部分以外は筐体は3モデルとも同じで、レンズの明るさは3モデルとも開放時F値は2.8。


なんといってもdp Quattroの最大の特徴は、このグリップ部分。


ストラップホールも付いています。


SDメモリーカード / SDHCメモリーカード / SDXCメモリーカードに対応


50mm(約75mm)の望遠タイプのd3。レンズの奥行きは一番大きく10.2センチメートル。


SIGMAブースにはd2モデルの実機が用意されていました。


dp Quattroは3モデルとも横幅16.14センチですが、実物を見るとその横幅の長さに驚かされます。


ファインダーなしで液晶ディスプレーで撮影するスタイル。


「なぜこんな形に?」という素朴な疑問をぶつけると、SIGMAの担当者は「画質を突き詰めていくとこういう形になりました」とのこと。


「3タイプあるならレンズ交換式にしてほしかった……」と伝えると、「レンズに合わせて最適なセッティングを出すには一体型が最も有利で、レンズ交換式では実現できない画質になっています」と誇らしげな回答が得られました。


片手持ちでは横に長すぎるためやはり持ちにくい印象。


SIGMAの担当者によると片手持ちは想定しておらず、しっかり両手でグリップして欲しいとのこと。


dp QuattroシリーズはSIGMAのハイエンドコンパクトデジカメDPシリーズの後継モデルでありイメージセンサーには新世代Foveon「Foveon X3 SENSOR Quattro」を搭載。新たなセンサーは3層構造1:1:4を採用しさらなる高画質を追求。解像度は公称値でCMOS/CCD換算で3900万画素相当を達成しており、画像処理エンジンも「TRUE III」に進化、画質の劣化を抑えた高速処理とバッテリー駆動時間の延長にも成功しているとのこと。

なお、発売時期や価格は未定となっています。

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in 取材,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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