ハードウェア

タッチパネルでレシピ検索・SNS・メールまでできる近未来型コンロ「Interactive Cooktop」


冷蔵庫やテレビなど、インターネットにつながる家電製品も増えてきましたが、IHでフラットさを実現するだけではなく、タッチパネルでスペース上に直接レシピやメール内容を表示させたり、SNSで情報をシェアできるようにしたインタラクティブな未来型コンロが「Interactive Cooktop」です。

Interactive Cooktop: Cook Without Limits | Whirlpool CES 2014 Hub
http://ces.whirlpool.com/interactive-cooktop/interactive-cooktop-cook-without-limits/

実際にInteractive Cooktopを使う様子は以下のムービーから確認できます。

Whirlpool® Interactive Cooktop at CES 2014 - YouTube


Interactive Cooktopは一見普通のIHの調理台に見えますが、何もないフラットなスペースに手を滑らせていくと……


テーブルのように見えていたスペースに線が走っていきます。


両端にPinterestやTwitter・Facebookなどのアイコンが表示されました。


スペースの中ほどに丸い光が出現。ここに鍋などを載せると調理ができます。


小鍋を置く女性。


さらに手前のスペースに手を滑らせます。


すると、キーボードが出現。


料理中にキーボードを使ってレシピを調べたり、SNSを使ったりすることが可能です。


さらにスペース左端に表示された写真にタッチして……


枠の内側に移動させます。


すると枠外に小さく表示されていた写真が拡大表示されました。よく見るとメッセージが添えられており、どうやら花の写真が添付されたメールだったようです。なお、メールの下には料理のレシピも表示されています。


またレシピ検索もサクサク行えます。


枠内にレシピ詳細を表示させたら、タブレットを使うように指で画面をスクロールして内容を読むことが可能です。


各SNSのボタンもそろっているので、誰かと連絡を取ったり情報をシェアするのも簡単で、キッチンでスマートフォンをいじっていて水没させるというような事態も起こりません。


ゴチャゴチャしやすいキッチンですが、Interactive Cooktopは横から見ると完全にフラット。掃除も限りなく簡単そうです。


この革新的なキッチンを作っているのはWhirlpool社。Interactive Cooktopは「レシピが必要」「メールを確認したい」など、キッチンに立っている時でもユーザーが自分のやりたいことを実行できるデバイス。夕食のレシピを調べたり、安全に料理しながら家族とメッセージをやりとりしたり、家庭の心臓である「キッチン」に立つ人が真に思うがままに動けることをコンセプトにしています。テクノロジーの進化によって人々の生活は複雑化していますが、直感的なデザインにすることで、シンプルかつ使いやすく、料理を楽しめるデバイスを実現したとのこと。


なお、価格や発売日は現時点で未定。

コンロにタッチパネルを組み込むとヤケドするのでは?と思ってしまいますが、既に「お鍋の位置をセンサーが感知し、鍋のある場所だけを熱する」というコンロは開発・発売されています。

Thermador Freedom auto-sensing induction cooktop hands-on (video) | The Verge
http://www.theverge.com/2012/1/8/2693038/thermidor-freedom-auto-sensing-induction-cooktop-hands-on-video

Thermador社の「Freedom」はスペース全体がヒーターになっており、鍋を置いた場所を感知して、その場所だけを熱するもの。IHクッキングヒーターを使っていると、うっかり熱くなっている場所に手を置いてヤケドしてしまうことがありますが、Freedomを使うとそんな事態は起こらないというわけです。


実際にFreedomを使用する様子は以下のムービーから確認可能です。

Thermador Freedom Induction Cooktop hands-on - YouTube


これがFreedom。一見何の変哲もないIHクッキングヒーターです。


スペース全体がヒーターになっているので定位置というものが存在せず、どこに置いても鍋を熱することが可能。


パネルには鍋がいくつ・どれくらいの間・どこに置かれているのかが表示されています。


火力もタッチパネルで操作。


タイマー機能も付いていて便利です。


ぱっと見ただけではどの部分が熱いかは分かりません。


調理器具の回りだけが熱せられるので、他の部分を触ってもヤケドすることがないので安心です。


どういう仕組みなのか?ということで中の様子を分かりやすくするとこんな感じ。


トッププレートの下には48個のセンサーが設置されており、鍋の位置を正確に把握できるようになっているというわけです。なお、Freedomは既に販売されており、希望小売価格は4949ドル(約50万円)となっています。

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in ハードウェア,   動画,   デザイン, Posted by darkhorse_log

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