無重力空間を舞っているかのような感覚に陥るソニーのカメラ「α7R」のCM
スカイダイビングは命がけの競技で、5万回に1回ほど死亡事故が起きるといわれていますが、そんな過酷な状況下でカメラレンズを付け替え、写真撮影を敢行した「α7R」のCMがYouTubeに公開されており、かなりハイクオリティな内容になっています。
Sony A7R - YouTube
太陽が見える雲の上から映像がスタート。靴が鮮明に映っており、画質の高さがよくわかります。
背景にほとんど動きがなく、まるで無重力空間にいるかのようです。
さまざまな角度から撮影されるスカイダイバー。
スカイダイバーがビデオカメラの方を向き、α7Rを向けています。
複数のスカイダイバーが集まり、輪になっていきます。
手前にいるスカイダイバーが、手で何かを差し出しています。
差し出していたのはカメラのレンズ。
レンズをα7Rに近づけて……
装着に成功。空中という過酷な環境でも、レンズを簡単に装着できました。
その後スカイダイバーたちは拡散。
カメラを構え……
お互いの写真を撮り合っています。
背景が動かないのでよくわかりませんが、すさまじい勢いで地上に向かって降下中。
地上が近づくと、パラシュートが開いて着地体勢にはいります。
α7Rの本体が映し出されCMは終了。
「α7R」のCMがどのように撮影されたか、よくわかるメイキングムービーもYouTubeに公開されています。
Sony A7R ad shows skydivers (Behind The Scene) - YouTube
CMのディレクターは日本のトヨタ・東芝・ソフトバンクなどのCMも手がけるJEFF GAUNTさん。
こちらは空中でレンズをα7Rに装着するシーンの打ち合わせの最中。
振り付けの担当の人も集まり、綿密な打ち合わせが行われています。
CM撮影のため、いざ出陣。
飛行機に乗り込む前にも練習。
スカイダイビングを行う飛行機に、スカイダイバーたちが乗り込みます。
CMに出演するスカイダイバーと一緒に降下しながら撮影を行うカメラマンは、赤い服を着用。
飛行機から降下する前に、空中で行う動作を再度確認。
スカイダイバー・カメラマンが飛行機から身を乗り出し……
一斉にジャンプ
降下していく様子をCMとは違うアングルで見ると、赤い服を着たカメラマンが、スカイダイバーたちを撮影しているのが分かります。
素人がスカイダイビングがする場合、重力に身を任せるのが精一杯ですが、こういったパフォーマンスを行えるのは、世界記録を持つスカイダイバーだからこそできる演技だそうです。
パラシュートが開き……
カメラマンが続々と着地
スカイダイバーも無事着地しました。
撮影した映像はスタジオに持ち込まれ……
あらゆる映像シーンを編集して、1本のCMが完成するわけです。
「α7R」のCM撮影は、スカイダイビングが合計9回行われるなどかなり過酷だったようです。また、4K対応の機材を使用して1秒間120コマで撮影するなど、映像のクオリティにもこだわりが垣間見えます。「Sony α7R」のCMは、普段味わえない非日常的な感覚を体験できる内容になっていました。
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