試食

年に1回予約限定販売される「亀甲萬 しぼりたて生醤油 御用蔵生」を使って刺身・卵かけごはん・餅・豚丼を食べてみました


キッコーマンと言えば日本の最大手しょうゆメーカーで、最もメジャーな「キッコーマン しょうゆ」は通常1リットルあたり350円前後で販売されています。レギュラーラインの商品は巨大なタンクなどを使い近代的な方法で大量生産されますが、限定販売の「亀甲萬 しぼりたて生醤油 御用蔵生」は厳選された原料を使用し、過去に宮内庁に納めるしょうゆの専用醸造所として建設された「御用蔵」で杉の桶を使って仕込まれ、年月をかけて熟成され、価格も450mlで税込1800円とプレミアな価格での通販限定の販売になっています。

9月に予約注文をおこなったものが先日届いたので、さっそくいろんな食べ物に対してしょうゆを使って食べてみました。

キッコーマンしょうゆ|亀甲萬 しぼりたて生醤油 御用蔵生
http://www.kikkoman.co.jp/kikkoman/syouyu/goyogura_nama/index.html

「亀甲萬 しぼりたて生醤油 御用蔵生」は、化粧箱に入った状態で届けられます。


カタカナで「キッコーマン」ではなく、漢字で「亀甲萬」になっているのもミソ。


箱を開封すると、しょうゆは和紙風の包装がされていました。


「キッコーマンの伝統と技術が生んだ、一年に一度のプレミアム。」とのこと。


説明書も入っています。


御用蔵の由来や、使っている国産の材料の説明


杉桶を使用し、しょうゆを仕込む際に食塩水ではなく生揚げしょうゆを使った二段熟成製法で作られ、加熱をしていない生のしょうゆになっているとのこと。


ボトルを縦に置いてみるとこんな感じ。容量が450mlなので、だいたい500mlのペットボトルと同じくらいの大きさ。


テープを剥がして開封していきます。


開封すると、ちょっと高級感のある、シンプルなパッケージが登場。


「超特選」と書かれています。


しょうゆへのこだわりと、二重構造ボトルの説明が書かれています。


原材料は大豆・小麦・食塩・アルコールが使われており、特別な原材料は使っていないようです。


カロリーは大さじ1杯(15ml)で20kcal、食塩相当量は2.5ml。通常のキッコーマン しょうゆは大さじ1杯で13kcalで、食塩相当量は2.4ml。キッコーマン 特選丸大豆しょうゆは大さじ1杯でエネルギーが15kcal、食塩相当量は2.5mlなので、ややカロリーが高く、食塩相当量はあまり変わりません。


まずは開封してからしばらくたった、特選丸大豆しょうゆと比べてみます。


ビニールを破って開封。


しょうゆは押し出すと小さい穴から出てくる仕組み。


まずは「亀甲萬 しぼりたて生醤油 御用蔵生」をお皿に注ぎ……


特選丸大豆しょうゆもお皿にそそぎます。


2つのしょうゆを見比べてみると、わずかに左側の「亀甲萬 しぼりたて生醤油 御用蔵生」の方が色が薄いように感じられます。


刺身を使って食べ比べをしてみます。


特選丸大豆しょうゆは、開封後数日経っているのでややドロッとしており、香りもまあまあといったところ。しょうゆらしい味を残しながら、やはり主役は鯛の味。


亀甲萬 しぼりたて生醤油 御用蔵生は、鼻に近づけると芳醇な香りがします。刺身に付けると味が濃厚で、複雑な旨味を感じ、旨味が強いせいか塩辛さを感じません。生しょうゆは酸味が強いことが多いと聞いていたのですが、そういったこともありませんでした。しょうゆ自体の味がかなりしっかりしているので、鯛の旨味よりもしょうゆの存在が強く感じられました。


特にイカとの相性が良く、丼などにして食べたら美味しいかもしれません。編集部員で3人でブラインドテストをしたところ、3人中2人が亀甲萬 しぼりたて生醤油 御用蔵生が高いしょうゆと当てることができました。


卵かけごはんにして食べてみます。


卵は「生でおいしいしんたまご」を使ってみました。


お椀に入れた卵に……


亀甲萬 しぼりたて生醤油 御用蔵生を投入。


かき混ぜて……


ごはんにかけて……


一混ぜしたら完成。


卵の旨味やコクも強いので、少量ではしょうゆの存在感はあまりなかったものの、多めにしょうゆを入れるとしっかりしょうゆの味を感じられ、卵と良く合っています


餅にしょうゆを付けて焼いてみます。


オーブントースターに餅を入れ、しばらく加熱。


段々膨らんできました。


亀甲萬 しぼりたて生醤油 御用蔵生を餅に付けてみます。


しょうゆをつけてさらに焼き上げるとこんな感じ。香りはさほど感じられませんでしたが、焦げ目がかなりいい感じ。


安いしょうゆと高いしょうゆは焼いて比べると露骨に違いが分かると言われていますが、しぼりたて生醤油を使うとしっかり旨味や香りが残っています。使い方が正しいかどうかは分かりませんが、グッと高級な味がする餅になりました。


最後にしょうゆやにんにくなどで炒めたすた丼風の豚丼を作ってみることにしました。亀甲萬 しぼりたて生醤油 御用蔵生・みりん風調味料・料理酒・コショー・青ねぎ・たまねぎ・豚バラ肉・ごま・にんにくを用意。


亀甲萬 しぼりたて生醤油 御用蔵生を調味液に混ぜます。


まずはごま油でたまねぎを炒め……


たまねぎがしんなりしたら、豚バラ肉を投入。


豚バラ肉の赤い部分がなくなったら、すた丼風のタレも投入。


一煮立ちさせたら……


ごはんの上に調理した具材を載せます。


ごま・青ねぎを載せて完成。


いい感じの焼き目もしっかり付きました。


ニンニクを使ったガッツリ系のすた丼にしては、味が上品過ぎる印象。豚バラ肉のようにしっかり脂がついた肉の調理に使うと脂の味が全面に出てくるため、繊細なしぼりたて生醤油本来の風味を感じるにはちょっと不向きな食べ方となっていました。しかし、その分アッサリしたすまし汁などに使うとしょうゆの味をしっかり感じられそうです。


1本450mlで1800円は決して安い値段ではないのですが、非常に繊細でまろやかな味わいになっており、刺身などに対しシンプルに使うといつもとは違った芳醇なしょうゆを味わうことが可能。亀甲萬 しぼりたて生醤油 御用蔵生はすでに今年の販売を終了しているのですが、見た目も良いので、来年の贈答用などにぴったりです。

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in 試食,   ピックアップ, Posted by darkhorse_log

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