2014年からいよいよ始まるフォーミュラEのマシン「スパーク・ルノーSRT 01E」フォトレビュー
東京モーターショー2013の次世代自動車振興センターのブースで、2014年から初めてのシーズンを迎える「Formula E(フォーミュラE)」で使用されるF-Eマシン「スパーク・ルノーSRT 01E」が展示されていました。
フォーミュラEは、フォーミュラ1世界選手権(F1)を運営する国際自動車連盟(FIA)が、化石燃料を使用しないエコなレースを目指して、2014年9月から開催が予定される、いわばEVのF1とも言うべき大会で、2014年シーズンのマシンに選ばれたのがこの「スパーク・ルノーSRT 01E」
全長5000mm、全幅1800mm、全高1250mmの車体は、まさにフォーミュラカー。
レースモード出力は180psに抑えられるものの、「Push to Pass(通称:P2P)」という一時的に出力を上げるモードが搭載されており最高出力は270ps、最高速度は225km/hを誇ります。
こちらがフォーミュラEのロゴマーク。
タイヤはミシュラン製18インチでオールウェザー対応、ホイールはOZ製でマグネシウム素材が採用されています。
フォーミュラEでは、航続距離に影響する空力パーツは重要な要素。
翼端板はかなり厚め。
ボーダーウィング。
EVカーなので、サイドポンツーンにはエアの吸入口は必要なくデカールです。
醜いと不評だった段差ノーズは採用されておらず、美しい曲線を描いています。
エアの取り込みは不要なEVマシンなので、エアインテークではなくロールバーでしょうか?
ステアリングにはさまざなボタン。
パワートレインはマクラーレンエレクトロニクス、ギアボックスはヒューランド、バッテリーはウェイリアムズアドバンスドエンジニアリングが製造。
フロントサスペンション。
ブレーキはアルコン製カーボンブレーキ。
リアウイングにはルノーのデカール。
車体後方の出っ張りは、追突時の衝突安全性を考えたもので、LEDランプが点滅し雨天時の視認性を高めています。
シャシーはダラーラ製で、ハニカム構造のカーボン・アルミコンポジット。
フォーミュラEマシン「スパーク・ルノーSRT 01E」は、「東京モーターショー2013」西展示場4Fの次世代自動車振興センターブースで見ることができます。
・関連記事
2014年9月開幕「Formula E」のレースカーがCES会場でデモ走行を実施 - GIGAZINE
「東京モーターショー2013」全記事一覧まとめ - GIGAZINE
F1マシンの進化の歴史が1分間でわかるムービー - GIGAZINE
ホンダがF1にエンジンサプライヤーとして復帰し「マクラーレン・ホンダ」チームで戦うことを正式発表 - GIGAZINE
ヤマハの2人乗り乗用車「MOTIV」は元F1デザイナー共同開発の意欲的なクルマ - GIGAZINE
レッドブルのF1マシンが走行中に前を横切った人をはね飛ばすムービー - GIGAZINE
・関連コンテンツ
in 取材, 乗り物, Posted by darkhorse_log
You can read the machine translated English article The Formula E machine "Spark · Renault ….