ソニック・ザ・ヘッジホッグを自作ゲーマーが8ビット化、Atari2600で復活作業中

1980年代から急激に進化を始めた家庭用ゲーム機の性能は飛躍的に向上し、特にグラフィックの進化はめざましいものがあります。コンピューターの進化によって、1991年にメガドライブのゲームとして発売されたソニック・ザ・ヘッジホッグを一人称視点の3DCGで再現できてしまう時代になりましたが、この流れに逆行し、1977年発売のAtari 2600上で再現する試みを進める自作ゲーマーがいます。
Sonic the Hedgehog for the Atari 2600 - YouTube

第1ステージ、「HILL ZONE」のスタートです。どうやら、メガドライブ版ではなくゲームギア版がベースになっているようです。

彼の名前はZippy the Porcupine(ジッピー・ザ・ヤマアラシ)。間違っても「ソニック」とか「ヘッジホッグ」とかではないそうです……

ステージを進むと、見覚えのあるリングが。ゲットしましょう。

これまた見覚えのあるループが!こいつをクリアするといえば……

スピンダッシュです。あれ、スピード感はどこにいった……?

続いてカニ型の敵「ガニガニ」出現。

当たり判定の処理が甘く、壁にめり込むのはご愛嬌。

溝に落ちて死んでしまいました。

気を取り直して再スタート。スピンダッシュでがんがん進みます。

ステージ最後のチェックポイントを通過して……

ステージクリア!

ライフがなくなれば、とうぜんゲームオーバー。

現在形になっているのは、この1ステージだけということで、続編も制作中とのこと。また、上記ムービーでは効果音のみになっていましたが、あのBGMを8ビットで再現したものもYouTubeで公開されています。ちなみに、このBGMの原曲はDREAMS COME TRUEの“ベースの人”である中村正人氏による作曲です。
Sonic the Hedgehog Atari 2600 OST - Green Hill Zone - YouTube

このムービーと、ページ上部のムービーを同時に再生すると、まさにゲームで遊んでいるような錯覚に浸れます。この矩形波とノイズ音源の音色に思わず涙腺がゆるむ人も多いのではないでしょうか。
ちなみに、このゲームはアタリ社のゲームのファンが集うフォーラムAtariAgeのメンバーによって作成されているとのことで、プログラミングにはAtari 2600向けのBASIC言語であるbatari Basicが用いられているそうです。
AtariAge Forums
http://atariage.com/forums/

なお日本人も負けておらず、ドライビングゲームの傑作グランツーリスモの初代オープニングを8ビット化した人もいます。
【ファミコン】 Gran Turismo NES Version 【Moon Over The Castle】 - YouTube

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