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ベーコンからできる自家製の石けん「ファイトクラブソープ」の作り方


映画「ファイトクラブ」では、高級痩身クリニックで捨てられた人間の脂肪をこっそり盗んで石けんを作りクリニックに来るような金持ちに美容石けんとして売りつける、というシーンが印象的でしたが、映画さながらにベーコンから石けんを作る方法がYouTubeで公開されています。

このムービーを見ればベーコン石けん「ファイトクラブソープ」の作り方が分かります。

Fight Club Soap! (Bacon * Drain Cleaner * Soap) - YouTube


用意するのは1ポンド(約450g)の冷凍ベーコンと……


石けん作りに必須の水酸化ナトリウムが入っている排水溝クリーナー。


凍ったベーコンを……


ざくざく切っていきます。


このようにベーコンは細かく切るのがポイント。


切ったベーコンを鍋に入れて……


ふたをしたら、弱火で煮詰めていきます。


温度は95℃。


8時間ひたすら煮詰めます。


煮詰めたベーコンからは、液体になった脂がたっぷり出てきます。


液体だけをカップに取り出し……


これに水を注ぎます。


当然、脂と水は二層に分離。下の水層には不純物(グリセリン)が溶け出します。


冷蔵庫で一晩寝かせると脂が固まるので、脂だけをナイフで取り出します。


こちらが取り出した脂。いわゆるラードです。


1ポンドのベーコンから取り出した脂は70g。


ラードを再び弱火にかけ、しっかりとかき混ぜます。


続いて、冷水26gに……


排水溝クリーナー6gを加えて……


かき混ぜます。


すると透明な水酸化ナトリウム水溶液のできあがり。


この水酸化ナトリウム水溶液を、先ほどのラードに加えます。


しっかりと5分間かき混ぜ続け……


あとは5分おきにかき混ぜます。


だんだんと固まってきて……


メレンゲのような状態に。


ここで香り付けにシナモンエッセンスを加え……


さらに食紅で色を付けます。


良くかき混ぜるときれいなピンク色になりました。すでにシナモンの香りもただよっています。


ピンクのまるでシリコンのような液体を型に流し込み……


24時間オーブンで焼きます。


するとシリコンは固まりました。型から外すと……


ファイトクラブソープの完成です。


石けんのPH(ペーハー)を測定します。


PH7~8と弱アルカリ性。


ファイトクラブ石けんは、もちろん汚れをしっかり落とせます。


水で濡れているだけですが、輝いて見えるファイトクラブ石けん。


なお、煮詰まったベーコンは捨てるには惜しいので……


鍋から取り出し、クッキングペーパーで脂をきると……


サラダにぴったりなベーコンチップができあがりました。


石けんは脂肪と水酸化ナトリウムなどの強アルカリ性物質を加えけん化することでできあがるというのは高校の化学で習う内容ですが、あらためてベーコンと排水溝クリーナーから石けんができるのを目の当たりにすると、なんだか不思議な感じがします。自分もファイトクラブ石けんが欲しいという人は、ムービーを参考にすると作れるかも。

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in サイエンス,   動画, Posted by darkhorse_log

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