装着後でも簡単に操作できるカメラ防水カバー「Outex」を使ってみました
海やプールなど、水中でこだわりの写真を撮影しようと思うとカメラ用の防水ケースが必要になりますが、カメラをケースに入れると指の動きが制限されISO感度やホワイトバランスなどの調整が常に必要になる場での使用が難しくなるのも事実。そこで、柔らかい素材のカバーにカメラを入れ、カバーの上からでも操作が簡単に行えるようにしたのが「Outex」です。
Home - Outex
http://www.outex.com/
送られてきた箱はこんな感じ。角の方がちょっとつぶれていました。
箱の中身にはゴム製のカバー、オプティカルレンズ、LCDビューファインダー、ストラップホルダー、ネックストラップ。取り扱い説明書などはないので、ウェブサイトで装着方法をチェックしつつ進んでいきましょう。
ということで、早速カメラを用意して装着。
まず、オプティカルレンズを3つのパーツに分解。
一番大きい輪っかをカメラのレンズに取り付けます。
カバーにはレンズLCDの部分に穴が開いているので、クルクル巻いて……
穴からカメラをイン。
続いて先ほど分解したオプティカルレンズの輪っかを用意。
下から、レンズ、カバー・輪っかの順になるように重ね、カバーをレンズに固定します。
続いてLCDビューファインダーの輪っかも分解。
オプティカルレンズと同様の方法でカバーに取り付けていきます。
ストラップホルダーをカバーの上から装着し……
ストラップを締めて、カメラに固定します。
ネックストラップをつけたら完成。
実際に首からぶらさげるとこんな感じ。
以前レビューしたディカパック アルファ WP-S10は指をケースの中に入れて操作するタイプだったので、指の動きに制限がありました。
しかし、Outexは柔らかい素材でカメラを包み込んでいるため、カバーの上からの操作も楽ちん。ボタンの位置さえ覚えてしまえば、自由に指を動かしてカバーをしていない時とほぼ同程度の操作が可能です。
実際にカメラを操作している様子は以下のムービーから見ることができます。
防水カバー「Outex」装着後にカメラを触るとこんな感じ - YouTube
ビューファインダーが大きいので、ディスプレイもハッキリ見えます。ISOやホワイトバランスといった操作も比較的簡単に行えました。
ズームももちろん可能。
操作感が分かったところで、実際にカメラを水の中に投入してみます。
ザブン!と勢いよく沈めても、隙間から空気が漏れたりすることはありません。
水中で撮影した写真はこんな感じです。
水から引き上げると、もちろんカバーはビショビショ。
しかし、カメラを取り出してみると、水は全く入ってきておらずカメラは無事でした。
ただ、カバーの内側が粉っぽいためか、ちょっとカメラも粉っぽくなったような気がします。
Outexは手持ちのカメラに合わせてオーダーするため、使用しているカメラやレンズによって価格は前後しますが、今回の100L用カバー、オプティカルレンズ、LCDビューファインダー、ストラップホルダー、ネックストラップのセットは274.95ドル(約2万7000円)でした。水中でこだわりの写真を撮るために設定を調整したい、という人にとっては非常に使いやすい仕上がりになっており、オススメです。
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