レビュー

水の中でもデジタル一眼が使える防水・防塵ケース「ディカパック アルファ WP-S10」を使ってみました


海やプール、急流下りなど、夏になると水辺のレジャーに出かけることも多いのですが、いつも使っているデジタル一眼は壊れてしまう恐れがあるので水辺では使用できないのが難点。そんな時に便利なのがレンズをしっかりホールドでき、フォーカスや操作も可能な防水・防塵ケース「ディカパック アルファ WP-S10」。透明性の高い高透過性ポリカーボネイトレンズを使用しているため、鮮明な写真をとることができます。

一眼レフカメラ 防水・防塵ケース | dicapac-ディカパック アルファ
http://www.dicapac.jp/wp_slr.html

これがパッケージ。


箱の中には本体・ネックストラップ・高さ調整用スポンジ・乾燥剤が入っていました。乾燥剤は湿気によるデジタルカメラの故障を防ぐため、本体の中に入れたまま使用して下さい、とのこと。


大きさは230mm×270mm。TPUが使われており、正面から見ても中の様子がわかるようになっています。


横から見るとこんな感じ。鏡筒の直径は85mmで、深さ伸縮式なので最大115mmにまで伸びます。


裏面も透明素材が使用してあるため、モニターで撮影した写真の確認が可能。


それでは、実際にカメラにケースを装着していきます。まず、使用するカメラに合わせて鏡筒を引き出します。


本体のレンズも外しておきます。


本体の入り口は面ファスナーで二重に閉じてあるので、すべてベリベリッと剥がしていきます。


ジッパーを開けると……


中はこんな感じ。


次に使用するカメラの大きさに合わせて付属の高さ調整スポンジを敷いていきます。


スポンジを敷いたらケースの中にカメラをイン。


しっかりとジッパーを閉じます。


本体入り口を折れ目に合わせて4回折り返し、面ファスナーをくっつけます。


そしてさらに本体のフタを閉じます。3重にがっちりフタを閉めているので、ちょっとやそっとでは水が入ってこないというわけです。


最後に外していた本体のレンズを装着すれば準備は完了。


ストラップをつけてみました。


正面から見た様子。レンズはLUMIX G X VARIO 12-35mmを使用しているのですが、まだまだ余裕があるので大きめのレンズを使っても問題なさそうです。


後ろからみるとこんな感じ。こちらも幅・高さともに余裕があり、高さ調整用スポンジの枚数を調整して最大100mm×140mmの寸法のカメラまで使用可能。


ケースの重さは約500gなので、デジタル一眼を入れると重さは1kgを越えます。


実際に肩からぶら下げてみると結構な大きさです。


ケースには操作用の穴があいており、そこに人差し指を入れてシャッターを切ったり設定を変えたりできる仕組み。


透明な素材が使ってあるため、どこに何があるかは一目瞭然で、ケース越しにボタンを押すことも可能でした。


また、レンズも穴に指を入れて操作できるので、ズームイン・ズームアウトも行えます。


カメラを構えてみると、通常の一眼よりちょっとゴツくなった印象です。初めはうまく指が動かせずカメラの操作がしにくかったのですが、何度か使っているうちにシャッター・ホワイトバランス・ISO感度などの選択が可能に。レンズが小さいと鏡筒の写り込みの調整が必要な時もあるので、大きなレンズを使用した方が使い心地は良さそうです。


本当に水が入ってこないのか……?ということで、まずは中にティッシュを入れて実験してみます。


お風呂に水を張り……


おもむろにカメラを沈めます。


ぎゅ~っとケースを押して圧をかけるとぷくぷく……と気泡がケースから出てきて少し不安になってきました。


ざばーっとカメラを水からあげます。


入り口の折り目を開くと、水滴が張り付いていました。果たしてティッシュは無事なのか……?


取り出したティッシュがこちら。サラサラしており、水に濡れた様子はなし。気泡が漏れていても中のティッシュが濡れていないなら問題ないとのことです。


次は中にカメラを入れて撮影してみます。


ぶくぶくぶく……


ケース内に空気が入っているからか、放っておくとカメラは浮いてきました。水中で使っていてうっかり海底深くにカメラを取り落としてしまうということもなさそうです。


実際に水中で撮影した写真はこちら。水中で撮影するとなんとなくぼやけた写真ができあがってしまうことも多いのですが、高透過性ポリカーボネイトレンズを採用しているため、細部までクリアに撮影できています。


どしゃーっと雨が降ってきたので、実際に雨の中でディカパック アルファを使ってみました。


カメラを構えるとこんな感じ。


ケースはどこもびしょ濡れですが、ケース内に水は1滴たりとも入っていません。


ディスプレイも確認可能。


なお、価格は税込みで1万8900円。ケースをしていない時に比べると操作がやりづらいのでISO感度やホワイトバランスなどの調整が常に必要になる場での使用はちょっと難しそうですが、水の中など、一定の場所では完全防水かつクリアな写真が撮影できるので使えるアイテムになっていました。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
iPhoneや衣類・靴などあらゆるモノを防水加工できる「NeverWet」の実力がよくわかるデモ映像 - GIGAZINE

スマートフォンにカバーを付けずそれ自体を防水加工する「Never Wet」 - GIGAZINE

スマートフォンやタブレットを完全防水にできる技術「HzO WaterBlock」 - GIGAZINE

iPhoneを防水・防塵・耐衝撃に変えるゴリラガラス採用ケース「TAKTIK」 - GIGAZINE

in レビュー,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.