ハードウェア

iPhoneのイヤホンジャックに差し込んで使用する高性能露出計「Lumu」


カメラで設定するべき露出値を割り出してくれる露出計は安くても1万円台後半からしか買えませんが、高性能でかつ安価で買えるiPhone用の露出計があれば、ということで作られたのが「Lumu」です。LumuはiPhoneのイヤホンジャックに差し込んで、Lumuアプリーションに使用するISOと絞りを設定すると、撮影場所に最適なシャッタースピードを自動的に測定してくれます。

Lumu - bringing Light Meter to the 21st Century by Lumu Labs — Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/lumulabs/lumu-bringing-light-meter-to-the-21st-century


Lumuを実際に使用している様子は以下のムービーから確認できます。

Lumu - bringing Light Meter to the 21st Century by Lumu Labs — Kickstarter


Lumuはフォトグラファーをもっとクリエイティブに、と作られた製品。


Lumuのサイズは小さく、iPhoneに取り付けてもそこまで違和感を感じません。取り付けたLumuとiPhoneのあいだには2.2mmの隙間があいています。また、電力はiPhoneから供給されるため、充電や電池を入れる作業は不要。


既存の露出計とLumu(右端)を並べてみると、大きさの違いは一目瞭然。


背面は金属製でLumuの文字が刻印されています。


Lumuの使い方はシンプルで、iPhoneにLumuを差し込むと、アプリケーションがLumuを認識。


次にISOと絞りを入力して画面の真ん中にある「SET」をタップすれば、撮影場所に最適なシャッタースピードを算出してくれます。


Lumuのアプリケーションは露出値を測定する以外にも、撮影場所や測定値、メモ、写真などをクラウドストレージに保存しておける機能付き。


露出計には、被写体に反射した光を測定する「反射光式」と、被写体に当たる光の量を測定する「入射光式」があり、Lumuは後者である入射光式を採用しているので、反射光式より正確な光量を測定することができます。


ビーチで撮影するときにシャッタースピードを500分の1にするか200分の1にするか迷ったときでも、Lumuを使えば一発で適切なシャッタースピードを測定可能。


Lumuは室内でも問題なく使用できます。


Lumuに搭載されているセンサーは、既存の露出計やiPhoneの露出計アプリケーションよりも高性能なので、撮影場所が暗すぎたり、明るすぎて露出値を測定できないということはありません。


Lumuは商品化のために出資を募っている最中ですが、目標額の2万ドル(約190万円)を大きく超える約8万ドル(約760万円)をすでに集めており、商品化はほぼ確定。99ドル(約9400円)の出資で、Lumu用ケース・Lumu・ネックストラップが1つずつ含まれているLumu Packをゲット可能で、アメリカ国外への発送料は無料となっています。なお、締め切りは2013年7月13日午前6時です。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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