試食

カエルの卵風スープ3種があまりにもリアルすぎるので京都水族館へ食べに行ってみました


海のない京都盆地に現れた「京都水族館」で2013年6月1日(土)~7月12日(金)まで世界のカエルと日本のカエルが特設された田んぼエリアで展示される「カエルの歌 聞こえるかな?~京都のカエルと世界のカエル展~」が開催されますが、それと併せて水族館内の売店でカエルの卵をリアルに再現した3種類のスープが販売されます。想像以上にカエルの卵っぽいクオリティーになっているスープだということで、一足先にカエルの卵風スープを味わってきました。

「カエルに会える!京都水族館」6/1~7/12開催|ニュース一覧|京都水族館公式ホームページ
http://www.kyoto-aquarium.com/news/2013/05/130515-1.html#p02

京都水族館に到着。


カエルの卵風スープは京都の希少生物を展示する山紫水明ゾーンの一角にある山紫水明カフェで販売されています。


これがスープに使われているカエルの卵風食材バジルシード。バジルシードはハーブであるバジルの種で、水に入れると種のまわりにデンプン膜が張り、体積が膨らみます。山紫水明カフェでは通常水で膨張した状態のバジルシードが提供されるのですが、今回は特別に水に入れる前の種も見せてもらいました。


これが乾燥した状態のバジルシード。ちょっとゴマっぽい見た目です。


そしてこれが水で膨張させた状態。


なお、実際のカエルの卵はこんな感じ。もともと、カエルの卵を模した材料としてタピオカが提案されていたそうなのですが、ありがちだということで却下。企画者が考えた末にバジルシードが候補として挙げられたところ、見た目がアレすぎて職員の90%に反対されたのですが、トップの一声で採用、約1カ月の開発期間を経て完成したという経緯があるとのこと。紆余曲折を経ての採用なだけあって、デンプン膜の中にあるバジルシードのリアルさに熱意を感じます。

by Ian Kirk

スープはそら豆のスープ、ミネストローネ、パンプキンスープの3種類。ということで、まずはオーストラリアのイエアメガエルのうす黄緑色を目指したそら豆のスープから頂きます。バジルシードとスープは別々の容器入っています。


スープ1食につきセットになっているバジルシードは約200粒です。


これをスープの中に入れて食べていきます。


黄緑色のスープに中に浮かぶカエルの卵……もといバジルシード。


食べてみると、デンプン膜はつるつるプリプリしているのですが、中に入っている種にはプチプチとした食感があります。少し食べただけではバジルシードの味は感じられないのですが、たくさん口に入れるとプチプチという食感とともに確かにほのかにバジルが香りました。


スープ自体はそら豆・えんどう豆・インゲン豆と具だくさんで、これひとつでもボリュームはしっかりあり、館内を歩き回って小腹がすいた時にピッタリです。


続いてはミネストローネ。ミネストローネはマダガスカルに生息しているサビトマトガエルに合わせて作られています。


バジルシードが入っていない状態はこちら。具だくさんのミネストローネです。


そこにバジルシードを投入。かなりの存在感を放っています。


もともとがトマトベースのスープなので、バジルシードの風味とスープの相性はぴったりです。


スープを混ぜるとバジルシードが散らばり、それっぽい感じです。


そして最後はパンプキンスープ。


こちらは具の入っていない、甘みのある滑らかなスープ。


2つのスープと同様、この中にバジルシードを投入します。


黄色いスープはキオビヤドクガエルに似せてあるのですが、色的に田んぼに浮かぶカエルの卵にも見えます。


具が入っていない分、ダイレクトに食感が感じられグッドでした。


3つのスープはどれもしっかりとした味にぷりぷりプチプチした食感のバジルシードが面白く、おいしく完食しました。


なお、こちらがそら豆スープのモデルとなったイエアメガエル。


ミネストローネのモデルとなったサビトマトガエル。


パンプキンスープのモデルとなったキオビヤドクガエル。京都のカエルと世界のカエル展ではこれら3種類のカエルを含んだ5種類約25点のカエルが展示されます。


また、カフェにはスープだけでなく、すいぞくパンシリーズの一つとしてカエルパン(税込280円)も期間限定で提供されるとのこと。


売店のまわりにテーブルはないのですが、山紫水明ゾーンの窓辺には切り株っぽいイスが置いてあり、そこで休憩がてらスープなど軽食を食べられるようになっています。


また、テラスに出てベンチに座って食べることも可能。


テラスの階下では京都や世界のカエルが田んぼの中に放され展示されている京の里山ゾーンが広がっています。


スープはいずれも税込400円。「カエルの歌 聞こえるかな?~京都のカエルと世界のカエル展~」は2013年6月1日(土)~7月12日(金)の期間限定で開催されており、期間内であればカエルたちが泳ぐ牧歌的な風景を眺めながらカエルの卵風スープを食べるという、他ではちょっと味わえない体験ができるようになっています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
海のない京都盆地になぜか出現した「京都水族館」の中には何がいるのか見に行ってきました - GIGAZINE

卵の殻を破り外の世界に出てくる動物の赤ちゃんをとらえた写真いろいろ - GIGAZINE

カエルを救って仕事をクビになった女性 - GIGAZINE

冷凍パスタの中にカエルが混入していた - GIGAZINE

インドで世界最小のカエルが発見される、体長は10mm - GIGAZINE

in 取材,   試食, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.