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ターゲットに印をつけ後で追跡可能にする特殊な弾丸を使ったピストル


犯罪減少のためのマーキングソリューションを提供するSelectaDNA Forensic Codingが2013年のショットショーで致命傷にいたらない程度の弾丸を犯人に撃ち込み、時間が経ち警察の捜査態勢が整った後でも犯人を特定可能にするピストルを発表しました。

SelectaDNA High Velocity DNA Tagging System
http://www.selectadna.co.uk/selectadna-high-velocity-dna-tagging-system.html


人ごみの中で犯人を撃つのは危険かつ困難ですが、SelectaDNA High Velocity Systemを使えば警察は犯人から30~40mの距離をあけつつ砲弾し、あとで探しだせるような印を犯人につけることが可能。これは特殊な弾丸を使用しており、Selectamark社のAndrew Knightsさんによれば「犯人との接触においてこの特殊なDNAコード化がされた弾丸を使用すれば、弾丸が確固たる証拠となって当局が犯人を割り出し、逮捕することができるようになる可能性があります」とのこと。

こちらが弾丸。14個の弾丸が1セットとなっており、いずれも同じ特殊なDNAコードを含んでいます。


SelectaDNA High Velocity Systemはライフルとピストルの2種類で使用されており、いずれも装填できる弾の数やパワーソースが異なるだけで威力や精度は同じ。

ペイント弾は服についた汚れを洗えば証拠が消えてしまいますが、この弾丸は一度布に付着すると数回洗っただけではとれないだけでなく、肌の中に埋め込まれるとシワができ、2週間は消えないとのこと。


人ごみで使用し被弾した人が複数人いた場合、その中から特定の1人を絞り込むのは難しそうですが、犯人と事件が起こった場所を関連付けることはできそうです。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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